YouTube登録者29万人「有隣堂しか知らない世界」を企画運営する渡邉郁の仕事術【HOW I WORK】
敏腕クリエイターやビジネスパーソンに仕事術を学ぶ「HOW I WORK」シリーズ。今回お話を伺ったのは、株式会社有隣堂・マーケティング部 課長の渡邉郁さんです YouTube登録者29万人「有隣堂しか知らない世界」を企画運営する渡邉郁の仕事術【HOW I WORK】 渡邉郁(わたなべいく) 株式会社有隣堂 経営企画本部 広報・マーケティング部 課長。2002年入社。店舗にて書籍の接客販売、本部にて書籍MDを経験。その後、新規出店、新規事業の立案等に携わり、2018年開店の有隣堂の新業態店舗「HIBIYA CENTRAL MARKET」の初代店長を務める。YouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」は2020年立ち上げ時より企画運営を担当。2023年9月より現職。 書籍『老舗書店「有隣堂」が作る企業YouTubeの世界』『有隣堂名物バイヤー岡﨑弘子の愛すべき文房具の世界』 公式サイト / YouTube / X / Instagram 創業は1909年。神奈川を中心に、東京、千葉、兵庫に40店舗余りを展開する老舗書店の有隣堂。登録者数29万人の人気YouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」で、ご存じの方も多いでしょう。 この会社で広報・マーケティングを担当する渡邉郁さんに、仕事が大変なときの乗り越え方や情報収集術などについて伺いました。
渡邉郁さんの一問一答
氏名:渡邉郁 職業:株式会社有隣堂 広報・マーケティング部 課長 居住地:神奈川県鎌倉市 現在のコンピュータ:Windows ラップトップ 現在のモバイル:iPhone 現在のノートとペン:KOKUYO「CampusS5方眼罫」、ゼブラ「サラサクリップ0.5 ゼブッコロー」 仕事スタイルを一言でいうと:フラット視点で最適解を探る
広報の視点で本の販売以外にも力を入れる
──現在のメインの仕事を教えていただけますか? 課全体のマネジメント業務に加え、ニュースリリースの作成やメディアからの取材対応、社内広報など、企業の広報として必要な業務全般にかかわっています。 YouTubeの企画運営も大切な業務のひとつですね。 ──書店は、全国的に閉店が相次いでおり、厳しい業界だと思います。仕事へはどのような影響がありますか? そうですね。「本が売れない時代」といわれ、書店数はここ20年余りでほぼ半減し、減り続けているのが現状です。 その中で生き残り策として考えるべきは、本の販売以外にも力を入れること。文具や食品も扱っていますし、日比谷の「HIBIYA CENTRAL MARKET(ヒビヤ セントラル マーケット)」のような複合型店舗の運営も行なっています。 実はYouTubeも、本の紹介のウェイトはそれほど高くありません。さまざまな事業に取り組んでいるため広報の仕事も多岐にわたっています。