「ちり紙」の存在を初めて知りました!「トイレットペーパー」と比べてどちらの方がコスパがよいのでしょうか?
ちり紙とトイレットペーパーのコストパフォーマンス
水洗トイレでも使用できるように改善されているちり紙と一般的なトイレットペーパーでは、どちらがコストパフォーマンスに優れているのか見ていきましょう。トイレットペーパーの価格は総務省統計局の小売物価統計調査(2024年2月)を参考にして、ちり紙の価格は現在販売しているメーカーのものから計算します。 東京都区部でのトイレットペーパーは、1000メートルあたり平均793円となっており、1メートルあたり0.793円となります。一方ちり紙は、横220ミリメートルの長さが1200枚入りで平均261円で販売されていますので、1パックあたり264メートルとなり、1メートルあたり約0.989円と計算されます。 長さだけでみると、ちり紙のほうがやや高いですが、商品によって価格が異なるため、必ずしもトイレットペーパーのコストパフォーマンスが勝っているとはいえません。大幅に価格が変わらないのであれば、用途の多いちり紙がよいという見方もあるでしょう。 また、現代ではトイレットペーパーの需要が高いため、需要の少ないちり紙の単価が高くなりやすい点も特徴です。
使用目的に応じて選ぶことが大切
今回の調査結果では、ちり紙のほうがやや高いことが分かりましたが、商品によって価格が異なるため、必ずしもトイレットペーパーのコストパフォーマンスが勝っているとはいえません。 災害時や物価高騰時といった日用品の品薄が発生する事態に備えて、ちり紙について知っておくと、トイレットペーパーやティッシュペーパーの代わりとして使用できるでしょう。 出典 コトブキ製紙株式会社 商品紹介 総務省統計局 小売物価統計調査 / 小売物価統計調査(動向編) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー