「ちり紙」の存在を初めて知りました!「トイレットペーパー」と比べてどちらの方がコスパがよいのでしょうか?
最近ではあまり見かけることが少なくなったちり紙ですが、ちり紙を使っている家庭もあり、取り扱っている販売店もあります。本記事では、ちり紙とトイレットペーパーそれぞれのコストパフォーマンスについて解説します。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説 またちり紙の概要や用途についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
ちり紙って何?
ちり紙とは、「チリがみ」や「チリし」と読み、用途の多さから「鼻紙」「包み紙」「落とし紙」といった呼び方もあります。元々は和紙の材料を前処理する際にたまる余分な外皮などを材料として、和紙を保護する紙として作られたのがはじまりです。 ちり紙はティッシュペーパーやトイレットペーパーが普及する以前には、一般的に使用されていました。特に水洗トイレが普及する前では、現在のトイレットペーパーの代わりに置いてあったといわれています。 ちり紙は、薄い紙を畳んで重ねたものをパッケージしている点が特徴です。ティッシュペーパーやトイレットペーパーが一般的になった現在では生産量が減少していますが、使い勝手のよさから愛用している方もいるようです。
ちり紙のさまざまな用途
ちり紙はトイレットペーパーのように使用するだけでなく、簡単に取り出せるため、ちょっと汚れたときや鼻紙としても使われています。また、すでにカットされた状態でパッケージされているため、トイレットペーパーのようにちぎらなくてよい点も魅力の一つです。 さらに片手で取れる、小分けにして持ち出せるといった特徴もあります。トイレットペーパーのように芯や専用ホルダーを必要としないため、設置が楽な点もメリットです。 ほかの用途として、細かく切ってペットのトイレに使用したり、保育園・幼稚園、介護施設などで使用されたりしているようです。
トイレに流せるちり紙も
水洗トイレ普及前に使用されていたため、通常のちり紙は水洗トイレで使用できません。しかし、近年では水洗トイレで使用できる「トイレに流せるちり紙」も販売されています。