折田楓氏、「ダサい」への強烈な嫌悪感が招いた“奇怪な行動”…選挙カーに高級ブランドバッグの非常識
高級ブランドバッグを肩にかけて選挙カーにのぼった折田氏
そんなおぼつかない栄光があらわれたシーンがありました。演説中の斎藤知事をスマホで撮影しようと選挙カーへのぼる折田氏が、イタリアの高級ブランド「モスキーノ」のバッグを肩にかけていたのです。 裏方として仕事をしているという自覚があれば、考えにくいチョイスです。あらゆる隙間でも、自分をアピールしていかねばならぬという貪欲さがにじみ出ていました。 これを“見栄っ張り”とか“出しゃばり”とか批判するのは簡単です。筆者には、「ダサいをなくす」、「キラキラと輝かせる」などの自身の言葉に呪縛されている姿に見えました。 本件はネット選挙の今後を左右すると同時に、大人にとってSNSとは何なのかを改めて突きつけているのだと思います。 <文/石黒隆之> 【石黒隆之】 音楽批評の他、スポーツ、エンタメ、政治について執筆。『新潮』『ユリイカ』等に音楽評論を寄稿。『Number』等でスポーツ取材の経験もあり。いつかストリートピアノで「お富さん」(春日八郎)を弾きたい。Twitter: @TakayukiIshigu4
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