期待の若手の成績は？ ウインターリーグの結果を紹介
■オーストラリア 西武の3選手が参加、2人はオールスターにも出場
西武の4選手（藤原、山口、佐野、星）が参加しているのがオーストラリア・ウインターリーグだ（表3、4）。4人はメルボルン・エイシズというチームに参加、山口はすでに帰国しているが、ほかの3人は今も出場中だ。 3人の投手の中では佐野が好不調はありながらもオールスターにも選出される活躍をしている。ここまでの9先発で4勝4敗、防御率3.81と通算では平凡な成績となっているが、11月14日のパース戦では1失点で完投勝利、29日のパース戦での7回無失点、12月に入っても12日のアデレード戦で8回1失点と素晴らしい登板も目立っている。 ただ一方で5失点以上の試合も3試合あるなど安定感に欠けている面は今後の課題だろう。星は海外でのプレーが難しい捕手としては異例の参加となっているが、ここまでで19試合に出場と出場機会を確保し打率は.290、盗塁阻止率も4割弱とまずまずの数字を残し佐野とともにオールスターにも選ばれている。
■プエルトリコ オリックスの2投手が参加
プエルトリコリーグに参加していたのがオリックスの山崎福と吉田一だ（表3）。2人はすでに帰国しているが11月頭から12月8日までリーグ首位のインディオスというチームでプレーしていた。山崎福は期間中安定して先発の機会を得た。初登板となった11月1日の試合で3回を1失点に抑えると、以降もすべて先発で6試合に登板、通算では7試合に投げて3勝3敗ながら防御率は1.69、奪三振26に対し、与四球は7と合格点の与えられる内容だった。吉田一は苦戦した。初登板となった3日の試合では先発して3回1失点と結果を残したが、続く2戦目で2回2/3を被安打6で3失点すると帰国直前の6日まで登板の機会がなかった。 （株）日刊編集センター
