「目の前の私に恋してよ」ギャル×オタクのラブコメからレトロロマンスまで、年末年始もきゅん!の「恋愛漫画」【書評】
寒い冬に気持ちからあたためてくれるのが恋愛マンガ。本記事では、読めばあなたをドキドキさせて心をほっとあたためてくれるマンガを5作品紹介する。年末年始の少し長いお休みに大人買いして一気読みがおすすめ。あたたかい部屋でホットドリンクを飲みながら楽しんでほしい。 【漫画】本編を読む まとめ記事の目次 ●少々変わった三角関係ラブコメ『ぼくの好きな人が好きな人』 ●ギャル×オタク漫画家ラブコメ『描くなるうえは』 ●暴君だけどカッコイイ『ウチの万李がお世話になります』 ●「食べられるなら あなたがいいわ」『生贄のすゝめ』 ●「死ぬときは俺を守って死ね」『天堂家物語』
少々変わった三角関係ラブコメ『ぼくの好きな人が好きな人』
秋月奏良は後輩の女子、不破美夜に告白して玉砕。彼女は同じ高校の「治験部」にいる、昔から仲良しの先輩が好きなのだという。気になった奏良が治験部へ向かうと、そこには美少女・涼風朝陽がいた。彼女こそ「俺の好きな人が好きな人」であった。朝陽は奏良に入部を迫り、入部してくれたら恋愛歴の長い自分が恋愛指南をしてあげると言う。だが彼女は幼い日にヒーローだった少年に今も絶賛片思い中なだけだった……。
治験と称するテストに夢中の朝陽は、ちょっとポンコツなメインヒロイン。朝陽を大好きな“ぼくっ娘(こ)” 美夜の妹キャラもかわいい。読んでいくと分かるがタイトルの意味がダブルミーニングになっているのもポイント。主人公を取り合う三角関係はよくあるが、本作は “矢印が一方ずつを向く”三角関係。その矢印の向きは変わるのだろうか?
ギャル×オタク漫画家ラブコメ『描くなるうえは』
漫画家を夢見る二次元オタクの高校生・上原勇紀が持ち込んだマンガは「恋愛にリアリティがない」と酷評される。そんな勇紀の原稿を偶然目にした同級生のギャル・宮本仁衣奈は、大興奮。実は彼女も漫画家を目指しており、しかも勇紀と同じく編集者から恋愛マンガにリアリティがないと言われていたのだ。かくして二人は恋愛経験ナシという共通点から、恋愛マンガを描くための疑似恋愛を始めることに。美少女の仁衣奈を好きになりそうになる勇紀。一方、彼女もまんざらでもないような……? 絶妙に楽しいギャル×オタクラブコメで、漫画家マンガとしても激アツだ。
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