神社の境内やネットカフェの個室で…元経産省キャリア官僚「女性6人を性的暴行」睡眠導入剤の卑劣手口
「あなたがしたことは、あなたが思っているより重大なことです。もっと真剣に考えてほしい」 【生々しい…】ネットカフェ個室で知人女性の身体を…エリート官僚「戦慄の素顔」写真 裁判長は被告の男性をこう諭した。 5月13日、東京地裁(中尾佳久裁判長)は準強制性交等や準強制わいせつなどの罪に問われている佐藤大被告(34)に懲役10年の有罪判決を言い渡した。佐藤被告は元経済産業省のキャリア官僚。’22年7月から12月の半年間で、6人の女性に性的暴行を加えたとされる。 「佐藤被告は女性に睡眠導入剤入りの飲み物を飲ませ抵抗できない状態にし、犯行に及んだようです。現場はネットカフェの個室やホテル、神社の境内などさまざまでした。佐藤被告は被害者3人と示談し公判で反省の態度を示した。しかし裁判長は『女性の尊厳を無視した非道な犯行』と断罪し、実刑判決を下しています」(全国紙司法担当記者) 『FRIDAYデジタル』は’23年1月23日に配信の記事で、佐藤被告が犯した事件について詳しく報じている。再録し、薬物を使った卑劣な犯行手口や佐藤被告の言動を振り返りたい(内容は一部修正しています)ーー。 ◆クリスマスの夜に…… 「トイレに行ってくる」 女性が個室から出た直後のことだったようだ。男は彼女のグラスに薬物を投入。戻ってきた女性は、飲み物を口にすると急に意識が朦朧とし始めた。男は抵抗できない女性の身体をもてあそび始める。 ’23年1月19日、警視庁捜査1課は東京都葛飾区に住む佐藤被告を準強制わいせつの疑いで逮捕した。佐藤被告は、経済産業省に所属するエリート官僚。事件が起きたのは’22年12月25日、クリスマスの夜だった。 「佐藤被告と20代の知人女性Aさんは、夕方5時ごろから足立区内の居酒屋で2人で酒を飲んでいました。夜7時過ぎになり、歩いて3分ほどのネットカフェの個室へ移動。映画をみていると、Aさんは強い睡魔に襲われ記憶がなくなったそうです。 彼女が店内で意識を取り戻すと、佐藤被告は何事もなかったように会計を済まし夜11時ごろに別れたとか。Aさんと佐藤被告は過去にも何度か食事をしていますが、単なる知人で交際関係にはありませんでした」(全国紙社会部記者) Aさんは、ネットカフェでは酒を飲んでいなかった。にもかかわらず突然眠気を感じ記憶が途切れ途切れになったうえ、衣服の状態にも違和感を覚えたAさんは警察に相談。電話で「一緒にいた男性にわいせつな行為をされたかもしれない」と訴えた。Aさんの体内からは睡眠薬の成分が検出され、佐藤被告の逮捕にいたる。 「調べに対し佐藤被告は、こう供述し犯行を否認していました。『同意のうえで頭を軽くなでた。どの部分か覚えていないが、服の上から身体を触った。睡眠薬を飲ませたことは、まったく身に覚えがない』と」(同前) 佐藤容疑者はバリバリのキャリア官僚だ。有名私立大学や米国の名門校で学び、法律や外交学などを専攻。’17年に経産省に入ってからは着実に昇進していた。 「入省5年目で課長補佐に抜擢されていたことから、佐藤被告への期待の高さがうかがえます。しかし逮捕を受け華々しいキャリアが一転。’23年1月19日付けで大臣官房秘書課付となりました」(同前) 自らの欲望を抑えきれなかった元エリート官僚は、これから長い反省の日々を送ることになる。
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