「ATM手数料110円」を払いたくない母は、毎回自宅から5km離れた「銀行」でお金を降ろします。「ガソリン代」を考えたら近くのコンビニで降ろした方がお得ですよね?
コンビニATMでお金を降ろすと手数料が高い傾向があるため、少し遠くても銀行まで足を運ぶ方も多いでしょう。しかし、お金を降ろすためにわざわざ車を使うと、手数料よりガソリン代の方が高くつく可能性もあります。 そこで本記事では、車を使って銀行にお金を降ろしに行くのとコンビニATMで手数料を払ってお金を降ろすのと、どちらがお得なのかについて解説します。 ▼子ども名義の口座に「月3万円」ずつ入金してるけど、将来口座を渡すときに「贈与税」はかかるの? 非課税にすることは可能?
往復10キロメートルを走るために必要なガソリン代
まずは、燃費が1リットル22キロメートルの車で、片道5キロメートル(往復10キロメートル)のところにある銀行まで行く場合のガソリン代を計算してみましょう。 往復10キロメートルを走るために必要なガソリンの量は、10キロメートル÷22キロメートル=0.4545リットルで約0.46リットルです。1リットルあたりのガソリン代が約175円の場合、10キロメートル走行するには0.46リットル×175円=約81円必要になります。 なお、この金額は車の燃費やガソリンの価格により異なる可能性があるため、あくまで参考程度にしてください。
銀行・コンビニATMでお金を降ろす際の手数料
銀行・コンビニATMでお金を降ろす際の手数料は、銀行によって異なる可能性があります。ある銀行のATM手数料は、表1の通りです。 表1
※筆者作成 お金を降ろす際の手数料は、銀行でもコンビニでも時間帯によって異なる手数料が設定されています。銀行では最大110円、コンビニでは最大330円がかかるようです。 銀行で降ろす場合は手数料無料の時間帯がありますが、コンビニATMでは無料の時間帯以外は銀行ATMより手数料が高めになっているのはデメリットといえるでしょう。
ATM手数料よりも車を使って銀行で下ろした方がお得になる場合が多い
今回の事例の場合、銀行でお金を降ろす際は、無料の時間帯に利用すればかかる費用はガソリン代の約81円のみです。仮に手数料がかかる時間帯に降ろすなら、銀行でも110円が必要になり合計で約191円かかります。そのため、時間帯によってはコンビニATMの方がお得になる場合もあるでしょう。 とはいえ基本的には、コンビニATMよりも銀行ATMの方が手数料無料の幅が広いため、お得になる場合が多いと考えられます。