5万円超え!「パナソニックvsリファ」高級ドライヤーでも似て非なる”持ち味” プロレビュアーが使い倒してわかったこと
スペック上の風量はHIGHモードでも約1.4㎥/分。パナソニックよりもハイパワーのはずだが、実感としてはパナソニックのほうが広範囲に届くので、速く乾いた。ただ、ReFaはスタイリングをしながら乾かしたい人には適度な風量と温度で使いやすい。何よりも、熱くなりすぎない一定の温度を保った風はとても心地よく、快適にスタイリングできた。 操作性に関しては、独立したクールボタンが搭載されている点が便利だ。最後に冷風を当てることでスタイルを固定し、ツヤ感を出せる。どちらかと言えば、自由に繊細なスタイリングを作りたい、という方に向いているドライヤーだ。
■速乾性か、スタイリングのしやすさか ReFaは、「髪を守りながらスタイリングを楽しみたい」というニーズに応える製品だ。ダブルセンシング技術による温度コントロールなど、細やかな温度調整が大きな魅力。一方で、パナソニックは速乾性能を備え、「速乾性や髪のまとまり、ハリとツヤ感を重視する人」に適している。 どちらも高性能で高価格だが、求める仕上がりや使用感によって選ぶべきモデルは異なるので、後悔のないように選びたい。髪質やスタイリングの優先度を考慮し、風量や温度などを店頭で試してから、最適な一台を見つけてほしい。
石井 和美 :家電プロレビュアー