品川区内のグループホームに暮らす、知的障害のある人の投票を支援する取り組み
「わいわいてい」では5年前から、実際の投票のサポートに取り組んでいますが、山崎さんは「選挙は彼らの生活を良くしてくれる人を選ぶためのものです。この候補者はこういう人だ。別の候補者はこういう人だということを伝えられているかどうかも課題です」としながらも、「本当に、言葉が皆さん多くなりましたね。それは聞かれることが多くなったんだと思うんです。これがいい?こっち好き?こっちどう?といったふうに、普段から聞いている中で、言葉が多くなってきました」と話していました。 ■投票のサポートに地域差がある現状 サポートが必要な障害者や高齢者への対応は、自治体ごとに異なります。投票所側の対応も少しずつ改善されていますが、品川区内の知的障害のある人の親のグループは、例えば、当事者が投票に慣れるため、「模擬投票」を普段から実施するよう要望し続けています。 今回の取材を通じて、あらためて選挙について、そして、日常生活の中で、自分で決める、選ぶ、とはどういうことか、誰もが考えることにつながると感じた崎山記者でした。 TBSラジオ「人権TODAY」担当: 崎山敏也記者
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