掴めビックウェーブ!大廃業時代で「サラリーマンでも資産1億」…誰も知らない「たった一つ」の勝ち筋
老後2000万円問題が叫ばれて久しい。しかし、生活水準を落としたくないのであれば「2000万円でも足りない」。政府の経済的支援を当てにすることもできない。現代日本ではサラリーマンであっても資産を形成することが求められている。そんな人は会社を買おう。もしあなたが一般的なサラリーマンならば、既に会社を経営するノウハウを自然と身に着けているのだ。 【漫画】「しすぎたらバカになるぞ」…性的虐待を受けた女性の「すべてが壊れた日」 本連載では、平凡なサラリーマンが会社を購入し成功した例を紹介しながら、具体的に「どうやって資本家として成功するのか」を『いますぐサラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』(三戸政和著)から一部抜粋して紹介する。 『いますぐサラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』連載第32回 『平凡なサラリーマンが社長に⁉…上位1%だけが実践する最強の資産形成とそれを成功させる衝撃の絶対法則』より続く
現状を観察して見えるもの
企業が置かれている外部環境として、市場動向をチェックし、ビジネスの将来性や規制変更の可能性があるかなどを調べます。 市場の将来性に関して、建設会社を例に考えてみましょう。マクロ環境を見れば人口が減少する日本ですから、これから新しい建造物がどんどん建っていくとは考えにくい。業界市場の将来性はネガティブと考えるのが普通です。 しかし、需要と供給で市場価格は決定しますから、建設需要とそれを提供できる建設会社の数(供給量)で個別企業の売り上げが決まってくると考えると、少し見方は変わります。 建設会社を新たに作るには資格を保有した技術者を集めなければなりません。そのうえで品質を管理し施工実績を十年以上積み重ねることで、やっと大規模な建設案件を受注できるようになります。また、技術者を遠方に派遣することは一般の商品を販売することなどに比べると難しいわけですから、受注できる商圏も限られます。 つまり、新規参入や他商圏からの参入は事実上難しい業界です。しかし、大廃業時代のなか、後継者不在や人材不足による建設会社の廃業は相次いでいます。市場全体としての需要は逓減しているものの、それ以上に供給が激減しているのが建設業界であり、特に地方は顕著にこの状況が露見しています。言い換えれば残存者利益が発生しているわけですから、将来予測として経営環境は悪くないと考えることもできます。