【陸上】蘇炳添が来年で現役引退か 100mアジア記録9秒83、東京五輪6位 新華社通信など報じる
男子100mでアジア記録の9秒83を持つ中国の蘇炳添が来年で現役を退く意向があると中国国営の新華社通信などが報じているという。 今年7月には/100mアジア記録保持者・蘇炳添 パリ五輪代表落選も「このまま諦めたくない」 現役続行を表明 蘇は1989年生まれの35歳。15年にアジア出身選手で100m初の9秒台をマークすると、18年には9秒91でアジア・タイ記録樹立。21年東京五輪では準決勝でアジア新の9秒83をマークし、決勝は9秒98で6位入賞を果たした。4×100mリレーでも銅メダル(※繰り上がり)を獲得している。23年からは世界陸連のアスリート委員も務めていた。 23年シーズンは故障もあり、パリ五輪に向けて年内休養を発表。24年シーズンも4月にレースに出場したが10秒50(+2.4)にとどまり、パリ五輪には届かなかった。 だが、今年7月には自身のSNSで「もう若くもないので、多くの人が引退すると思っているでしょうが、私はこのままあきらめたくありません」と現役続行を表明していた。 報道によると来年11月に中国を中心に開催される全国運動会を現役最後の舞台にと目指しているという。
月陸編集部