【阪神】藤川監督が新人の〝体づくり優先〟を明言 ドラ1左腕・伊原陵人らは二軍スタートの意向
阪神の新人合同自主トレが8日に兵庫・西宮市内の鳴尾浜球場でスタート。気温3度まで冷え込んだ寒空の下、支配下&育成計9人の新人選手がプロとしてのキャリアをスタートさせた。 視察に訪れた藤川球児監督(44)は「僕たちもここからスタートした」と歴代の虎戦士たちの鍛錬の地・鳴尾浜で金の卵たちへ訓示。大卒や社会人出身のドラフト上位選手は沖縄・宜野座で行われる春季一軍キャンプに帯同することが通例となっているが、この日の記者応対でドラフト1位左腕の伊原陵人投手(24=NTT西日本)や、同3位右腕の木下里都投手(=KMGホールディングス)らは二軍キャンプ地の具志川(沖縄)からスタートさせる考えを示した。 「僕も寒いのがすごく苦手で、20代の頃に3年連続で〝キャンプリタイア1号〟になってしまったことがある」と語った藤川監督は「春はヒジを痛めるケースが多い。正直なところを言うと2月1日を宜野座(一軍)で迎えるってのはあまり意味がない。若い新人選手の場合はね」と投手出身監督らしくルーキーたちの徹底的なコンディション管理に重きを置くことを明言。まずは無理をさせずじっくりと体づくりに専念させる構えだ。
雨宮弘昌