次なるジェイコブ・エロルディは誰か? ファッションアイコンとなる若き俳優たち
エヴァン・モック/スケートパークが生んだストリートキング
ハワイで生まれ育ち、スケートボーダーとして活動していたエヴァン・モックの人生が一変したのは2019年。共通の友人を介して紹介されたミュージシャンのフランク・オーシャンが、モックの動画をインスタグラムに投稿したことで、ピンクのバズカットでボードを自在に操るその存在が世界中でバイラルとなった。彼のシグネチャーともいえるTシャツにショートパンツ&ソックススタイルをベースに、ストリートテイストを取りこんだ着こなしはクールだけどリアルと話題に。当然ファッション界が黙っているはずもなく、数々のメゾンのフロントローを飾り、カルバン・クラインやフェンディほか多数のキャンペーン広告に参加。最近ではハワイ発のアイウェアブランド、マウイ・ジムのアンバサーダーに就任している。キャリアにおいては2019年にドラマシリーズ『ゴシップガール』のリブート版で演技を初披露。2024年の7月には、役者業2作目となるコメディシリーズ『Fantasmas(原題)』の配信がスタートしたばかり。その一方で、2023年にはコスメブランドGOOD WEIRDを立ち上げて、ビューティ界にも進出。マルチな活躍から目が離せない。
キット・コナー/ジョナサン・アンダーソンの新ミューズ
今年20歳になったばかりのキット・コナーは、8歳のときから子役として活動をしており、エルトン・ジョンの半生を描いた『ロケットマン』で、10代の頃のエルトン・ジョンを演じたことでも知られている。そんなコナーの出世作となったのが、現在も放送中のNetflixのLGBTQIA+を題材にしたドラマシリーズ『HEARTSTOPPER ハートストッパー』のニック役だ。今作で注目度が爆上がりし、クィアのアイコン的存在となっている。 2023年には肉体改造を行い、ベビーフェイスからは想像がつかないほどの筋肉ボディに変身した。アー・ペー・セー×JW アンダーソンのコラボや、ロエベの2024-25年秋冬広告キャンペーンに出演するなど、ジョナサン・アンダーソンのクリエイションを纏う姿をしばしばキャッチされている。これには、コナーが18歳のときに、人生で初めてロエベの2023-24年秋冬コレクションに招待されたことから始まった、アンダーソンとの友情が大きく影響している模様。あらゆる面で伸びしろしかない20歳の、次のアクションが楽しみだ。