女子バレー超新星・忠願寺莉桜 “ダイヤモンドの原石”は15歳 U18日本代表で躍動…初のインターハイへ
高校生のスポーツの祭典「北部九州インターハイ」(全国高校総体)が7月21日に開幕。大分県を会場に26日から始まるバレーボールでは、地元・東九州龍谷高校の1年生エース・忠願寺莉桜に注目が集まっています。身長181センチの左のスパイカー。U18日本代表でも躍動するスーパー高校生です。 【写真を見る】女子バレー超新星・忠願寺莉桜 “ダイヤモンドの原石”は15歳 U18日本代表で躍動…初のインターハイへ ■姉を追って名門高校に入部 全国制覇19回を誇る名門・東九州龍谷高校バレー部。2019年度の春高バレー以来の頂点をつかむべく、地元で実施されるインターハイに向けて調整を進めています。 忠願寺風來主将: 「ボールを最後までしぶとくつなぐ。全員含めてエネルギッシュなバレーができると思います。大会も近いので全員が緊張感と危機感を持ち、声を出して楽しく練習ができていると思います」 今年は才能あふれる下級生がレギュラーに名を連ねます。その中でエースを担うのが、キャプテンの忠願寺風來(ちゅうがんじ・かえら)主将の妹で、1年生の忠願寺莉桜(りおん)です。 忠願寺莉桜は、身長181センチ、最高到達点はチームトップの297センチ。サウスポーで攻守ともにこなせる万能さを兼ね備えています。 忠願寺莉桜: 「高さをもっと上げていかないといけなし、ブロックの上から打てれば、ブロックがないのと一緒なので、スパイクの高さを上げていきたい」 ■海外も経験、数々のタイトル これまで数々のタイトルを収めてきた忠願寺莉桜は、バレーボール一家に生まれました。3姉妹の次女で、父親の貴博さんは元Vリーガー。親戚には日本製鉄堺ブレイザーズに所属する高野直哉がいます。 小学生からバレーボールを始め、大分市にある稙田南中学校時代、「全国都道府県対抗中学大会」(2023年12月)で大分県選抜として準優勝し、最優秀選手に選出。今年2月、イタリアでの国際大会では全国中学生選抜チームのキャプテンを務め、日本を優勝に導くとともに大会のMVPに選ばれました。 中学卒業後は、姉の背中を追って東九州龍谷高校に入学。今年6月には、18歳以下の日本代表に1年生ながら選出。女子U18アジア選手権大会に出場し、決勝で中国に敗れたものの、ベストオポジットに選出されています。