大阪・松井知事が定例会見9月5日(全文1)台風の関空被害、国に支援要請へ
大阪府の松井一郎知事が5日、定例会見を行った。四国と近畿を縦断し、各地で暴風雨や高潮でによる被害をもたらした台風21号についての対応などについて語った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【中継録画】松井一郎・大阪府知事が定例会見 台風21号の被害状況は」に対応しております。
関空利用者にバスや高速艇による移送を実施
司会:お待たせいたしました。ただ今から知事の記者会見を始めさせていただきます。最初に知事からお願いいたします。 松井:はい。まず台風でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、けがをされた方のお見舞いを申し上げます。昨日の台風は関空や熊取町などで観測史上最大の瞬間風速を観測し、府内各地で停電が発生するなど被害が発生しています。停電については現在も府内の広い範囲で続いています。また関西空港については高潮によって浸水被害が発生するとともに、強風のためタンカーが連絡橋に衝突するなど大きな被害が生じています。引き続き情報収集に努め、このほかにも重大な支障が生じていないかを確認するとともに関西電力に必要な対応を求めていきます。 また関西電力からは大部分の復旧を3日以内に終える見込みで取り組んでいると聞いています。関西国際空港については府からも大阪府のバス協会に協力を要請し、本日午前中から空港利用者をバスによる輸送、また神戸への高速艇による移送を行っています。連絡橋および空港機能の復旧については本日中に職員を派遣し、まずは正確な情報収集に努め、府として何ができるのか検討につなげます。わが国の空の玄関口である関西空港の早い復旧に向けて国を挙げて取り組んでいただきたい、こう思っています。 また強風に伴い信号機が必要な方向を向いていないものがある状況です。車の運転等には十分気を付けていただきたいと思います。府の府有施設でも泉南府民センターで外壁工事の足場囲いが崩落したり、その他ガラスの破損、倒木など被害がありました。引き続き市町村と協力して被害状況の把握に努めていきます。 今後、大阪府北部を震源とする地震で行った被害者の支援について市町村と協議をしながら適用していきます。本日、実施を予定していた880万人訓練は中止しましたが、いざというときに備えて台風や地震といった場合にどのような行動を取るのがいいのか考えていただきたいと思います。また今後も避難勧告など市町村からの情報に注意をし、早め早めの行動をお願いいたします。