大阪・松井知事が定例会見9月5日(全文1)台風の関空被害、国に支援要請へ
Q:補正予算案にブロック塀撤去支援費を計上、その狙いは?
読売新聞:【**ゼン00:08:03】で、9月議会に提出する補正予算案の中にブロック塀撤去を進める自治体を財政支援する費用が計上されていますけども、この費用計上、狙いについてお聞かせください。 松井:これも民間のブロック塀の除去を府域全体で速やかに進めていくということが目的として、市町村において、市町村格差がありますから、各市町村が補助制度をそれぞれ早急に制定させていただいて、安全、道路の安全確保。こういうものの取り組みを推進するためということです。 読売新聞:幹事社以上です。 司会:それでは次のご質問をお願いいたします。
Q:北部地震の被災者支援を台風21号被害にも適用するとは?
NHK:すいません。NHKの【オガ**00:09:03】です。台風関連ですけども、先ほど知事、冒頭の中で、北部地震の際の被災者の支援について、今回の台風にも適応していくというご発言がありましたけど、これは具体的にどういうふうなお考えで。 松井:これは住居が全壊、半壊、今それを、被害状況を把握しているところですけれども、要は住むところがなくなった人にはみなし仮設を提供し、全壊、半壊、一部損壊の皆さん方には無利子融資制度を使っていただきたいと、こういうことです。 NHK:北部地震の際は一部損壊の方で、避難所にいる方にも支援というのはしましたけども、一部損壊、一部破損の場合であっても同じ、北部地震と同じスキームを使うということですか。 松井:そうです。地震であろうと、台風であろうと、自然災害によって生活を破壊されているのは同じことですから。だから大阪府の被災者への対応は地震と同じ制度を被災者の皆さんに使っていただきたい。こう思っています。 NHK:それでは次のご質問。
Q:関空の台風被害、今後の影響や空港側の対応は?
共同通信:共同通信の【オオタ 00:10:39】です。関空の被害状況、今後把握されていくということなんですけれども、今、孤立されている方々が搬出されていて、ちょっと復旧まで時間が掛かりそうって見込みなんですけれども、今後の影響とか、今回の関西エアポートの対応についてどう評価されているのか教えてください。 松井:今まだ、現場も非常に忙しい状況で、なかなか現場の状況把握ということにも、ちょっと時間が必要な状況になっていますので、大阪府から現場にも人を送りまして、精緻な現場状況の把握に今努めているところです。とにかく1日でも早く再開をさせたいですけれども、こればっかりはやっぱり利用者の安全っていうのが一番ですから、まずは安全に利用できるところまで回復をさせるのに、どの程度掛かるのか。そのどの程度掛かるのかという、その見立ての下に、幸いにして関西にはあと2つ空港もありますから、そういう他の空港も使うことを考えながら、大阪経済の悪影響をできるだけ抑えていきたいと。こう思っています。 共同通信:今回孤立したということで、孤立して、今、搬出された人の中から訪日外国人の対応とかができていないとか、こういった非常時に対する対応ができていないという不満の声も漏れているんですけど、今後、関西エアポートに状況が収まってきて、何か要望するような考えはあるんでしょうか。 松井:いや、これは孤立っていうか、孤立はわざと孤立させているので、あの状態の中で関空から外へ出たり関空へ入っていくようなことは、一番人命に対して、人命を危機にさらすことになりますから。要は今回、これもあれだけの、50年に一度の、あれだけの暴風雨、暴風が吹いているわけですから。瞬間最大で58メーター。そのことでタンカーが連絡橋に当たったと。これは、そこまでわれわれも考えつかんかったというのが現実でしょうけどね。 あのタンカーがぶつからなかったら台風が通過した時点で道路、橋は、これは強度的には十分守られてたわけだから。だから孤立したこと自体はその間だけの話なんで、これは命を守るためには必要な対応だったと思います。 ただ、これは言い訳になりますけども想定外のタンカーの事故あったということで、その後、関空で足止めされた皆さん方には非常に申し訳ないと、ご負担を掛けたということで、今バスと船とでこの皆さん方を避難というか、関空外へ連れて外へ出ていっていただくための取り組みをやっておるということです。 で、やはり海外からのお客さんが多いんで、観光局からお一人お一人の今の置かれる状況においての課題を、相談窓口をすぐ今設置するように指示しておりますんで、これはもう多言語でご相談いただけるという窓口になりますんで、この窓口にぜひご相談をいただきたいと思っております。