大阪・松井知事が定例会見9月5日(全文1)台風の関空被害、国に支援要請へ
パスポート申請窓口を市町村に開設
次にパスポート申請窓口の市町村での開設とパスポートセンターりんくうタウン分室の廃止についてです。大阪府で大阪版地方分権推進制度に基づき市町村への事務移管を進めています。パスポートの申請が身近な市町村で行えることは、申請時に必要である戸籍謄本が同じ市町村の窓口で取得できるなど利便性の向上につながります。本年10月1日には泉州地域の全ての市町へ事務移譲が完了することからパスポートセンターのりんくうタウン分室については9月25日をもって業務を終了します。りんくうタウン分室でパスポート申請をし、10月1日以降に受け取られる方は大手前のパスポートセンター、本所での交付となるためにご注意をお願いします。
風疹患者が拡大、予防接種呼びかけ
次に風疹についてです。今年になって報告された全国の風疹患者数が8月26日時点で273人になりました。これは昨年1年間の3倍に当たります。首都圏の千葉県や東京都、神奈川県を中心に感染が広がっています。大阪府内の風疹患者数は3人であり例年並みの状況ですが今後、感染が拡大する可能性があります。妊娠中の女性が風疹に感染すると、産まれてくる子供が難聴や心疾患、白内障などを引き起こすことがあるために注意が必要です。妊婦への感染を防止するために風疹にかかっていない方や予防接種を受けていない方は、これを機に予防接種を受けてください。特に20代から40代の女性、20代から50代の男性は免疫が不十分な世代ですので予防接種を受けるようにしてください。なお、保健所での風疹の抗体検査等の情報を大阪府ホームページで情報提供してますのでご確認してください。僕からは以上です。 司会:それではご質問をお受けいたします。なお、りんくうタウン分室の業務終了日は9月28日でございますのでよろしくお願いいたします。最初に幹事さんの読売新聞さんからお願いいたします。
Q:台風21号について府として感じた課題や教訓は?
読売新聞:幹事社、読売新聞です。まず台風21号についてお伺いします。この台風21号について府として感じた課題や教訓、今後の対応方針についてのお考えをお聞かせください。 松井:台風の接近までの、この早い段階から気象台や各鉄道事業者に情報発信をいただいたということで自治体も府民も比較的、円滑に対応できたのではないかと、こう思っています。しかし府域で死亡された方がおられ、引き続き早めの避難など身を守る行動の啓発を繰り返しやっていく必要があります。観測史上最大の地震、暴雨、暴風雨と続いています。想定外ということの対応にならないように、最悪の事態を想定をして、ハード、ソフト、両面の対応を備えることが必要だと、あらためて認識をしています。