「サボり」の活用術。3分以内のサイバーローフィングで仕事の質がちょっと変わる
節度あるサイバーローフィングの実践法
この記事を書いている筆者も、サイバーローフィングを有効活用している1人です。 さまざまな資料を読んで「節度ある範囲と時間」なら、ネットの大海に身を委ねるのも悪くはないと気づいてから約2年。 むしろこれは、仕事のパフォーマンスを多少とも底上げしてくれるのです。 具体的にどのように実践しているか紹介しましょう。 基本的には、40~50分デスクワークに打ち込むたびに、短い休憩時間を取っています。 そのときは、立ち上がって筋膜リリースをするか、ただ横になって目をつむりマインドフルネスをしています。 サイバーローフィングは、それとは別に取るものです。 タイミングとしては「書いている記事の次の1行が思い浮かばない」「どうにもやる気がでない」といった、業務上の行き詰まりを感じたときです。 経験上、このときは筋膜リリースをしても、マインドフルネスをしても状況は打開されず、無駄に現実逃避の時間が過ぎていっちゃうんですよね。 そこで、椅子から離れずにサイバーローフィングです。1分から最大3分程度と決めて、以下のいずれかのことをしています。 ・Yahoo!ニュースのヘッドラインだけを上から下にながめる ・お気に入りのYouTubeチャンネルの動画を聞く ・ネット通販で来月買うものをピックアップ ・次回行く旅に関する情報をちょっとだけ調べる ・プロのフォトグラファーの写真投稿サイトをざっと見る 選択肢のうちどれをするのかは、そのときの気分と直感によります。 コツは、記事のヘッドラインは見ても中身は読まない、動画は見るのではなく音声だけ聞くようにし、「気づいたら時間が結構経っていた」を避けることです。 以前は5分くらいで終わるカードゲームをネット対戦することもありましたが、5分では長すぎる感覚があり、ついつい「あと1戦だけ」とグダグダモードになってしまうので止めました。 同様に、チャットをするとか、SNSにコメント返しをするといった、人が相手のサイバーローフィングはおすすめしません。 1人で完結し、さっと切り上げられるものに限定するのが肝心です。 サイバーローフィングのやり方やルールは、私が実践しているもの以外にもいくらでも考えられるでしょう。 くれぐれも、3分以内に済ませられるものというのは遵守しましょう(職場の目もありますし)。 こうした「さぼり」をうまく仕事に取り入れることで、あなたの生産性はちょこっと上がるはずです。 Source: Built In, Amazon
鈴木拓也