1回着るだけで70万円…「ウエディングドレスのレンタル代」は高すぎるのか、その意外なウラ事情が見えてきた
ウエディングドレスは高すぎる?
《ウエディングドレス1着70万もする見積もりをみて驚愕、、1日レンタルするだけだぞ、、 まじで頭沸いてない?笑 ぼったくりすぎやて、、 ほんま理解できない世界や》 【写真】「ウエディングドレスのレンタル代」は高すぎるのか? そのウラ事情 10月6日にXへ投稿された上記のポストが大きな話題となり、議論を巻き起こしている。 このポストに対するネット上の意見では、「たった1日レンタルするだけなのに、なぜそんなに高いのか?」といった価格に異を唱える意見と、「それだけのコストがウエディングドレスにはかかっているから仕方ない」という意見が対立している。「予算内のドレスを選んだはずが、オプション費用が嵩み結局手が届かない額に膨らんだ」という人の実体験も投稿され、ウエディングドレスの価格や結婚式費用について賛否両論が広がっているのだ。 高額なウエディングドレスの価格設定にはどのような事情があるのだろうか。 今回は、ウエディングドレスの価格についてや、ブライダル業界が直面する課題と現状について、ウエディング・ブライダル・結婚準備の専門家であり、結婚相談サービス「ブライダルナビ」代表の中西由美氏に話を伺った。(以下、「」内は中西氏のコメント)
ウエディングドレスの相場
まずデータからウエディングドレスの相場を見ていこう。 「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」が発表している首都圏のデータによると、ウエディングドレスの「既製品」の平均費用は、購入した場合は25.6万円、レンタルした場合は29.9万円。購入する場合は比較的に安価なドレスを選ぶ傾向にあり、レンタルする場合は高品質なドレスを借りられるため、購入よりもレンタルのほうが高くなっているのだろう。 ちなみに基本のデザインから好きなものを選び、デザインやパーツなどを自分好みにカスタマイズして借りられる“セミオーダー”のレンタルサービスもあり、この場合の平均費用は32.3万円とのことだ。 また、「ゼクシィ 結婚トレンド調査2024」によると、結婚式の平均費用は前年調査比105.1%となる343.9万円で、同データの全国推計値によればウエディングドレス1着にかかる費用は平均29.0万円だという。