大阪府・吉村知事が定例会見7月28日(全文1)若い世代は感染対策の徹底を
重症者も増えてくると予想
療養状況です。この重症者と、そして軽症・中等症に分けています。まず重症者なんですが、ここはあまり増えていません。数について見ても第4波、一番多いときは449人でしたが、今は62名という状況です。ちょっと前までは42名、重症者については、感染者数は右肩上がりになってるんですけど、今の時点で重症者が増えてる、ぐっと増えてる状況ではないということです。これも原因として考えられるのはやはり高齢者、重症化しやすい高齢者のワクチンが一定程度進んでるということが想定されます。ただこれも、40代、50代は重症化しますんで、感染が増えて40代、50代が増えてきて、中等症が増えてくると、今度はその後を追うように、年代は変わると思いますが、重症者も増えてくると予想をしています。 一方で中等症・軽症についてですが、ここについてはやはり増えている傾向にあります。これが第4波になりますけれども、第5波として感染者が今ぐっと上がりつつありますから、そういった状況の中で軽症・中等症については増えていってると、増加カーブに乗っているという状況です。 そういった状況の中で、やはり軽症・中等症、これまでもやってきたわけですけども、医療体制の強化というのを徹底してやってまいりました。この会見の場でもそうだし、いろんな場でも発信もしてきましたけども、実際にやってることについて。そして軽症・中等症の確保も、重症については580のベッドを確保しているという状況ではありますが、軽症・中等症について、やはりこの状況から見ても明らかなとおり、軽症・中等症、ここがまず増えてくるということです。なので、さらなるフェーズの引き上げと病床の確保を本日、医療機関に要請をいたします。
運用病床のフェーズを引き上げ
まず運用フェーズの引き上げですけれども、今フェーズ2にあります1700床の運用、これは確保病床じゃなくて運用病床です。運用病床についてフェーズ2の状況にありますが、今このデルタ株の感染拡大の伸び等踏まえても、やはり準備を整えなければなりませんので、フェーズ4、2350床に引き上げをいたします。現実の運用病床数、今、1861床、現実の運用数です。入院患者さんは745名と、軽症・中等症について。それを2350床まで引き上げていきます。運用病床、フェーズを引き上げます。 そしてもう1つが24条9項特措法に基づくさらなる病床の確保についてです。許可病床数について、許可病床数に応じた病床の確保というのをこれまでお願いもしてきてますが、それについてまだ、いや、それは難しいと言っている、そうおっしゃる病院に対してさらなる再要請をかけていきます。今後この軽症・中等症、さらに確保することが必要になってきますので、これについて病床の確保、コロナ病床にご協力くださいということをあらためてやっていきたいと思います。 まず1つはすでに軽症・中等症を受け入れてくれている40の病院と、そしてその中のうちの約40の病院と、そして二次救急をやって、内科、呼吸器科のある約40の病院、ここについて500床の要請をしていきます。まずは24条9項について要請をしていきます。これから軽症・中等症が増えてくることが想定されますから、さらなる病床確保について努めてまいりたいと思います。現時点で2500確保していますので、これは第4波の前は1700だったと思いますから、軽症・中等症の確保としてはしてるわけですが、さらに3000まで確保したいというふうに思っています。次、お願いします。 宿泊療養と自宅療養についてです。こちらが宿泊療養、こちらが自宅療養です。現状、宿泊療養でぐっと右肩に上がっています。われわれの基本的な方針として、自宅療養、宿泊療養、いわゆる軽症の方ですね、入院する必要がないと保健所で判断した方についてですが、陽性者が増えますから、自宅療養者もこれから増えてくると思います。ただ、われわれとしてはできるだけこの自宅療養ではなくて宿泊療養を増やしていきたいというふうに思っていますので、跳ね方としても自宅療養者はほぼ横ばいの状態になってますが、宿泊療養については右肩にぐっと上がっている。これは積極的にホテル療養を促しているということの表れです。