マレーシアのマハティール首相が会見(全文1)後継者はアンワル氏
1人当たりの所得も増えている
GDP、まだ成長しています。1人当たりの所得も増えています。ですので、われわれ、いい方向に向かっている、国を再活性化できるとは思ってますが、しかしながらもっと投資を求めています。ぜひマレーシアに今度、投資をしていただきたいと思います。マレーシアのマイナスイメージ、決して【回復の 00:15:02】プラスにならないと思います。 真実を報道していただきたいと思います。つまり不当にマレーシアをひいきにするような報道を望むわけではありませんが、マレーシアの実情をきちんと報道していただきたいと思います。1点申し上げますと、新興経済国の中で暴力なしで政権交代を経たところはなかなかなくて、選挙のあとも暴力沙汰が起きて、政権がまた転覆してしまうというところがあるのですが、マレーシアの場合は旧政権から新政権に以降する際に、一切暴力がありませんでした。旧政権というのは敗北をきちんと認めました。 もちろん敗北をしたということは、旧政権の首脳陣が汚職の容疑で、例えば起訴をされたり、それから権力乱用で起訴をされるということが分かっており、実際に裁判所で起訴されております。旧首相はすでにそのような憂き目に遭っておりますが、そういった実情を基にぜひ質問にまいりたいと思います。 司会:それでは質問を報道陣から受け付けたいと思います。まずマイクのほうに来ていただきまして、お名前と、それから所属をお願いしたいと思います。お1人1問にとどめていただけますでしょうか。【マンズロー 00:16:33】さんから。
次は誰に首相を譲るつもりか
記者1:マハティール首相ありがとうございました。前回も弊協会に来ていただきました。今日、私も出席したのですが、質問をさせてください。まさに働き盛りでいらっしゃるというのがよく分かりました。非常にお元気そうで。昨年当選されたとうことでありますが、報道に対して2年間は国を率いる。そして若手に譲るとおっしゃっていました。それは今もそうでしょうか。お気持ちといたしまして、もしそういうご意向ならどなた、アンワル首相でしょうか、どなたに譲られるおつもりですか。 マハティール:ご質問ありがとうございます。私どもが当選するはるか前から、実は決定事項といたしまして、党首に関しては決定しておりました。野党連合を4党で成立させたんですけれども、1つ確認したかったのは、4党がまず一丸となるには1人リーダーが必要で、まず私をリーダーとして任命してくれました。私をそのリーダー、指導者として選んでいただき、マレーシアの首相候補としても検討してもらいました。 と、同時にもう1つ決定されたのは、一定期間、私が首相を務めると。2年とは決まったわけではなくて、一定期間、私が首相を務めまして、暫定期間中に首相を務め、そして正しく物事を軌道に乗せるために必要であろうということでありました。 次の次期首相についても決まっておりまして、アンワル・イブラヒム氏。当時は拘留中でありました。その後恩赦されまして、釈放されて今、議会議員を務めておりますので、アンワルさんは私の後継者になる資格、状態にあります。私が退任したらですね。退任の私の時期ですけれども、まだ未確定でありまして、ただ約束事といたしましては必ず退任するという約束は守ります。