マレーシアのマハティール首相が会見(全文1)後継者はアンワル氏
債務をGDPの54%に減らしたい
もちろん私たちは最初、借金、最後は返済しなくてはなりません。ある程度、合理的なレベルまで減らさなくてはなりません。さもなくば、私たちの歳入全て、このような債務返済に取られてしまいます。同時にまた、私たちは行政、これをも再編しなくてはなりません。ここもまた汚職の跡が残っています。 ということで、今、若い人たち、あまり経験のない人たちが多くなっています。新しい政権、経験がないわけではありません。60年間政府へ反対してきた野党ですが、反対するのは得意なんですけど、与党になるっていうのはまた別のことであります。ですので今、徐々にこの与党になろうということで努力している最中であります。 時として、かつての野党、なかなか問題を抱えることはあります。しかし、いずれにしても政権に就いてから債務、かなり引き下げることに成功しております。かつて1兆を超えていたのが、今GDPの8割が担っております。これを54%に減らしていきたいと思っていますが、しかしながら、今そこに向かってると思います。あと3年ぐらいでできるんではないかと思ってます。 そしてまた、今現在、行政再編されております。そしてかなりうまくいっていると思います。政治家もまた調整ができてきていると思います。ですので、あと3年もすればおそらくは、政府はきちんと軌道に乗ると思います。 投資・経済に関する限り、私たち、企業に優しい国であります。多くの人たちがマレーシアに来て投資をしていただきたいということで、私たち大変安定しております。企業に優しいです。ビジネスマンと話をしますし、そして極力企業の要望に応えるようにしております。 私たちはすでに結果も出てきてると思っています。そして今現在、外国の投資家、さまざまな投資をしております。いろんな業界に投資をしてくださっております。また、幾つか海外の投資家、株式市場で撤退してるところもいますが、それは致し方がないことだと思っています。しかしながら、アメリカ、中国、米中貿易戦争の影響、これが否めないと思います。ほかの国々もそうです。ただ、ほかの国と比べれば影響は少ないと思います。