高品質なバレル研磨やマフラー製作まで自前でやっつけてしまう、ホンキの絶版バイク専門店
フレームも丸ごと入るサンドブラスト
塗装にとって一番大事なのが下地作りで、ここで手を抜くと後で必ずしっぺ返しを喰らう。社内でパウダーコーティングを行うエルオートでは、常に金属パーツの剥離作業を行っており、その際にビッグバイクのフレームを楽に収容できるサンドブラストが大活躍している。それに加えてサンダーやサンドペーパーを使った下地研磨も行っている。 エルオートが導入しているバレル研磨機は、研磨メディアが入ったバケット内で、パーツを回転させながら上下運動とスイング運動を行う。CBX400F用ブーメランコムスターホイールのような複雑な形状のパーツの細部まで磨き上げる。バフ研磨と異なり、油分を使わず素材自体の輝きを引き出せるのが特長だ。研磨後にエルオート独自のガラスコーティングを行うことで、光沢が持続し汚れにくくなる。
手曲げ対応のオリジナルマフラー製作部門もあり
バイクショップが自社ブランドのマフラーを販売している例は少なくないが、製造はマフラーメーカーに委託するのが一般的なパターン。ところがエルオートにはマフラー工場が丸ごとあって、オリジナルマフラーを製作しているのだから驚きだ。 機械曲げ用のベンダーもさることながら、圧巻なのはベテランマフラー職人の手による手曲げマフラー。「エルオート直管」と呼ばれるオリジナルマフラーはZ1/Z2/KZ1000Mk2/KZ900/1000/Z400FX用の5製品で、価格はいずれも税込11万円。
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モトメカニック編集部