<プロ野球速報>広島が阪神に逆転負けでマジック点灯ならず!
広島のマジック点灯はお預けとなった。広島は2日、マツダスタジアムで阪神と対戦、激戦となったが9回にストッパーの今村が1点のリードを守れずに3-4で逆転負けを喫した。この日、阪神に勝ち、横浜DeNAが中日に敗れると広島のマジック「36」が点灯するところだった。また阪神は、この日のゲームに敗れるか、引き分けで自力優勝が消滅していたが、連敗を止め、なんとか踏みとどまった。 カープは2人で2点を奪う幸先のいいスタートを切った。阪神の先発、小野の立ち上がりを攻めてトップの田中がセンター前ヒット。続く菊池が145キロのストレートをライトスタンドへ11号2ラン。「本塁打はたまたまですね。良い先制点になってよかったです」と、試合中にコメントを残したが、先発の大瀬良は、3回無死一塁から福留に同点2ランを浴び、あっさりとゲームはスタート地点に戻った。 5回には大瀬良は3つの四球を与え一死満塁のピンチを迎えたが、伊藤隼をストレートで三振、鳥谷はレフトフライに抑え、渾身のガッツポーズ。 広島は、6回に勝負を仕掛けた。二死二塁で、開幕8連勝のかかっていた大瀬良に代えて代打・西川。四球を選ぶと、阪神は小野から左腕の岩崎にスイッチ。しかし、田中は三振に倒れた。 広島は8回、阪神3番手の高橋から松山のライトスタンドへ飛び込む7号ソロで3-2と勝ち越したが、9回に今村がその1点のリードを守れない。先頭の代打・高山を内野安打で出塁させると、強行策に出てきた続く西岡を打ち取り、アウトカウントを増やしたが、上本、福留を連続四球で歩かせ、一死満塁で4番のロジャースにレフト線に逆転の2点タイムリーを打たれた。 1点を追う広島は、その裏二死から鈴木が四球を選び出塁したが、阪神のストッパー、ドリスを攻略することができず、3-4で敗れ、ファン待望のマジック点灯はお預けとなった。