馬場ふみかと佐藤瑠雅が田舎暮らしを満喫「囲炉裏で作ったパエリアやサンドイッチはおいしい!」
馬場ふみか主演のドラマ「アリスさんちの囲炉裏端」が、2025年1月7日よりBS-TBSほかにてスタート、Leminoでは同日朝10:00から先行配信も行われた。WEBザテレビジョンでは、劇中で年の差恋愛の行方が気になるアリスと晴海を演じている馬場ふみかと佐藤瑠雅にインタビュー。お互いの印象や、自身にとっての転機となったエピソードなどを語ってもらった。 【写真】和やかなムードでインタビューに応じた馬場ふみか&佐藤瑠雅の撮り下ろしアザーカット 同作は、キナミブンタの同名人気漫画を実写化。10年ぶりに東京から地元に帰ってきて田舎暮らしを始めたアリス(馬場)が、久々に再会した幼なじみの高校生・晴海(佐藤)と囲炉裏を囲みながら、たくさんのおいしい料理を食べ、穏やかな時間を過ごす様を描く。 ■馬場「田舎暮らしの一つ一つを楽しんでいるところがすてき」 ――アリスと晴海は、どういうキャラクターだと捉えていますか? 馬場:アリスさんは不思議なオーラがある女性。田舎暮らしの一つ一つを楽しんでいるところがすてきだなと。料理や火をおこすシーンなど、私自身も楽しみながら演じることでアリスさんになれるような気がしました。薪割りのときのリアクションはガチ(笑)。うまく割れて本当に喜んでいます。 佐藤:なるべく原作に寄せたいと思っていたのでしっかり漫画を読んで、僕が出せる晴海像というものを意識しつつ、馬場さんがどんなふうにアリスさんを演じるのか、監督が晴海に対してどんなイメージを持っているのか、現場ですり合わせながら芝居することを心掛けました。 ――お互いの印象はいかがですか? 馬場:「少年」だなと思いました。初めて会った衣装合わせのときはあいさつぐらいしかできなかったんですけど、撮影現場ではたくさん話し掛けてくれて。とても楽しかったです。 佐藤:僕は人見知りなので最初の頃は気を使わせてしまったかもしれません。 馬場:そんなことないよ。 佐藤:馬場さんはカッコいい女性です。 馬場:どこが? 佐藤:独特のオーラが常に出ていてすごいなと。 馬場:大したことないよ。 佐藤:カッコいい女性を目指したい方は馬場さんを参考にするといいと思います。 馬場:恐れ多いから、やめて(笑)。 ■佐藤「ジビエ料理について調べたりしてます」 ――京都・綾部市での撮影では、どんなことが印象に残っていますか? 馬場:昼間のシーンが多いということで、大体朝の7時から撮影が始まりました。山は日が落ちるのが早いので日が暮れるまでに撮り切るという毎日でした。 佐藤:確かに終わるのは早かったです。 馬場:約1カ月間でしたけど、すごい勢いで撮影したという印象です。 佐藤:ご飯がすごくおいしくて。ちゃんとイノシシと意識して食べたのは初めてだったかもしれません。それからジビエ料理について自分でもいろいろ調べたりしてます。 馬場:囲炉裏での料理というと和食のイメージが強いんですけど、パエリアやサンドイッチも炭の香りがいいアクセントになっておいしかったです。 ――田舎暮らしで自給自足をするとしたら何を作ってみたいですか? 佐藤:ナスやオクラ、トマトなどの夏野菜を育てたいです。 馬場:母がベランダでトマトや大葉を育てていて、夏になると料理として出てくるんです。自分の家で作ったものだと、より愛情が湧きますよね。まずは、そういう家庭菜園から始めて好きな野菜を作っていきたいです。 ――ものすごくゆったりとした時間が流れるドラマですが、お二人がくつろげる癒しの時間は何ですか? 馬場:おいしいものを食べている時間です。アリスさんと違って自分で作ったりするタイプではないんですけど、仕事で地方に行っている友達と現地で合流してご飯を食べたりすることも。日帰りですけど、私にとっては癒しの時間です。最近は生魚にハマっていて、この間ブリを食べました。年齢を重ねるごとに魚が好きになっているような気がします。 佐藤:僕は車の運転をすること。友達と一緒だったり、1人でふらっと出掛けたり。年3回くらい熱海に行きます。それこそ、おいしい海鮮丼屋さんというか、自然薯とウニとイクラの丼が食べられるお店があって。 馬場:おいしそう! 佐藤:ものすごくおいしいんです。自然薯と海鮮が好きな人にはたまらないと思います。 ――ちなみに、ドライブのときのBGMは何がいいですか? 馬場:どういう音楽を聴くのか個性が出ますよね。 佐藤:僕のプレイリストには自分が歌ってみたい曲が入っています。 馬場:ジャンルは何? 佐藤:邦楽で、激しい感じの曲からバラードまで幅広くです。 ――馬場さんはどんな曲が聴きたいですか? 馬場:いつも遠出するときに運転してくれる友達がDJなんです。だから、彼女が流す曲を聴いていることが多くて。この間は宇多田ヒカルさんのライブに行ったので、道中はずっと宇多田さんの曲を聴いてテンションを上げていました。 ■馬場のターニングポイントは「コード・ブルー」 ――10年ぶりに東京から地元に帰ってきたアリスさんが囲炉裏のある古民家で一人暮らしを始めるということは一つの転機だと思いますが、お二人の芸能活動におけるターニングポイントは何ですか? 馬場:自分の中で大きかったなと思っているのはドラマ「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命‐ THE THIRD SEASON」(2017年、フジテレビ系)です。オーディションで選ばれたんですけど、同世代や先輩の役者さんたちとの共演は勉強になりましたし、より深くお芝居の世界に飛び込んだなという印象がありました。手術シーンや短い時間の中で状況を説明しないといけない演技が難しくて監督に怒られてばかりでしたけどいろいろなことを学べたような気がします。 佐藤:僕はやっぱり「仮面ライダーギーツ」(2022-2023年、テレビ朝日系)ですね。芸能活動を始めて2年目の頃で、何もかもが経験したことないものばかり。こういう取材もそうですし、作品以外でもステージに立ったり、歌を歌わせてもらったり。いろいろなことに挑戦することができました。今でも他の現場に行くと、あのときの経験が生きているなと感じることが多いです。 馬場:「『コード・ブルー』を見て看護師になりました」って言われたりすると、すごくうれしいんです。 佐藤:ライダーをやったときは最終的に警察官を目指す設定だったので、馬場さんと同じように僕もファンの方から「警察官を目指します」って言われたことがあります。 馬場:今回のドラマもとてもすてきなので、たくさんの方に見ていただきたいです。 佐藤:ゆっくりとした時間が流れていてほのぼのする作品だと思います。 ◆取材・文=小池貴之/撮影=大野代樹 ◆ヘアメイク=北原果(KiKi.inc)/森香織 ◆スタイリスト=石田綾/津野真吾(impiger) (※ヘアメイク、スタイリストは上記左から馬場ふみか・佐藤瑠雅を担当)