ワールドカップに万博「2030年代」に存在感増す国はどこか?2019年に海外からの観光解禁、年間1.5億人目標
開催を競った韓国・釡山、イタリア・ローマに投票で圧勝でした。リヤドでは「変化の時代 共に先見性のある明日へ」をテーマに、2030年10月1日から2031年3月31日まで万博を開く予定です。 パリ近郊で開かれた総会では3カ国による誘致に向けた最終プレゼンテーションの後、BIE加盟国による投票が実施されました。サウジアラビアが規定の3分の2超となる119票を集めて開催が決定し、韓国支持は29票、イタリアは17票でした。
中東での万博開催は2021年10月から翌年3月にアラブ首長国連邦(UAE)で開催されたドバイ万博以来で、2025年の大阪・関西万博の次はまた中東に開催地が移ることになります。 世界における中東の地位が高まっている象徴とも言えるでしょう。サウジアラビアはドバイ万博の2倍近い4000万人以上の来場者を想定した大規模な開催計画を策定し、ムハンマド皇太子を中心に誘致運動を展開してきました。 また、2023年10月31日、国際サッカー連盟(FIFA)は、2034年ワールドカップ(W杯)のホスト国としてサウジアラビアが唯一の候補になったと明らかにしました。FIFAは10月4日、10月31日の締め切り日までにアジアとオセアニアからの立候補を要望し、サウジアラビアはその直後に立候補を表明していました。一方、立候補を検討していたオーストラリアは10月31日に断念。日本もサウジアラビアの開催を支持しました。
■ドラゴンボールパークがサウジアラビアにできる 2024年3月22日、サウジアラビア政府は日本の人気漫画『ドラゴンボール』のアニメを主題としたテーマパークを建設すると発表しました。 『ドラゴンボール』を主題としたテーマパークは、世界で初となります。 この計画は、サウジアラビア政府が100%出資している投資会社「キディヤ・インヴェストメント・カンパニー(QIC)」と、日本で『ドラゴンボール』のアニメシリーズを制作している東映アニメーションの「長期的な戦略的パートナーシップ」の一環です。