「恐怖支配を確立しようとしている」今オフも大型獲得を進めるドジャース 巨大戦力構築にNYメディアも戦々恐々「少なくとも2029年までコアメンバーが揃う」
ドジャースの戦力強化が今オフも話題だ。FAとなっていた前ジャイアンツのブレイク・スネルの加入、さらにトミー・エドマンとの契約延長が正式に発表された。ともに5年契約を結んだことが伝えられており、スネルが5年総額1億8200万ドル(約276億6000万円)、エドマンは7400万ドル(約113億9600万円)と報じられている。 【動画】MLB公式もクローズアップ! 大谷の妻・真美子さんのガッツポーズシーン 大谷翔平、山本由伸等を獲得した昨年に続き、世界一に登りつめた2024年のオフも巨額契約を立て続けに成立させているドジャース。ここまでの球団の補強について、米国内でさまざまな反応が上がっている中、ニューヨークメディア『EMPIRE SPORTS MEDIA』も興味深い見解を示している。 11月30日掲載となった特集記事において同メディアは、ドジャースのスネル、エドマンの契約に言及。「約2億5000万ドルを投じたドジャースは再びその財政力を誇示した」と論じており、その上で「ドジャースは競争力を保ち、『恐怖の支配』を確立しようとしている」などと綴っている。 さらに、「事実、彼らは次の5年間に向けて非常に優れたコアメンバーを形成することに成功している」と主張。今回契約が発表されたスネル、エドマンの他、多くの主力選手が長期に渡って在籍するとしており、「少なくとも2029年までショウヘイ・オオタニ、ムーキー・ベッツ、ヨシノブ・ヤマモト、ブレイク・スネル、ウィル・スミス、トミー・エドマンが揃うことになる」と指摘する。 また、その6選手が「フランチャイズの柱」であると見込む同メディアは、「いずれもエリートの才能やスキルを持ち、ドジャースをトップに居続けさせる力を備える選手だ」などと評している。 加えて、「この6人に、ワールドシリーズMVPのフレディ・フリーマンを含まれていないのは驚きだ。彼は2029年まで契約が残っていないが、秋に見せたパフォーマンスはまだまだ力を残していることを示していた」として、タレントの豪華さを強調する。 これらの戦力を踏まえ、「ドジャースは王朝を築く存在として脅威となるだろう」と見通しながら、「ドジャースはトップの座に居続けることを決意しており、これまでの成果をみる限り反論は難しい」などと結論付けている。 無論、ストーブリーグはまだ幕を開けたばかりであり、ドジャースは今後も新戦力獲得を推し進めることも予想される。果たして来季の開幕までにどんなラインナップを揃えるのか。すでに他球団から恐れられているその「牙城」は、より強固なものになっていくに違いない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]