斎藤元彦知事「おねだり疑惑報道」など「自分の思いとはちょっと違うと感じるところあった」
11月17日投開票の出直し兵庫県知事選で再選された斎藤元彦知事(47)は、23日に放送された日本テレビ系「ウェークアップ」(土曜午前8時)で、同番組の中谷しのぶキャスターのインタビューに応じた。県議会による不信任決議で失職するきっかけになった、パワハラ疑惑やおねだり疑惑に関する報道について「自分の思いと違うと感じるところはあった」と振り返った。 【写真】有名女優2人と斎藤知事の3ショット 斎藤氏は「当時、自分自身、ハラスメントに関しても、業務でしっかりやってほしいという思いでやったということや、県産品のPRのために食べ物だったりとかをいただくことがあった」とした上で「すべてが『おねだり』という形で伝えられているというところをみた時に、ちょっと自分の思いと違うなあと感じるところはあった」と振り返った。 パワハラ疑惑をめぐっては、同疑惑などを告発し懲戒処分を受けた元県民局長の男性が死亡した。県側は誹謗(ひぼう)中傷として、元局長を3カ月の懲戒処分としたが、中谷キャスターが「ことの発端ですよね。内部文書が出てきた時に、調査をせずに処分をした。そこについて、あらためて道義的責任はお考えは変わりはないでしょうか」と指摘したのに対し、斎藤氏は「今回の文書問題については、かねて言っているスタンスに変わりはない」と、あらためて述べた。 「告発をしたから(元県民局長)処分をしたのではなく、公務員としてよくないという行為をされたということで懲戒処分としたのが実情だ」と訴えた。 インタビューは事前に収録された。