横浜中華街の賢者おすすめ 進化系麻婆豆腐【3選】 豆乳から作る出来立て豆腐、“白くて辛い”逸品も登場!
◆心龍の、爽やか辛い「元祖!石焼特製白麻婆豆腐」
お昼どきはランチメニューの多彩さと味の確かさで、コアな常連客の支持を集める上海料理店「心龍」。 「食べなきゃならんのは、この店が発祥と言われる元祖・白麻婆豆腐です。見た目は淡白そうな豆腐の煮込みですが、ふわっと香る花椒油の痺れと青唐辛子の辛さが追いかけてきて、食べ心地は軽快ながらもごはんが止まらなくなる。あっさりした見た目を激しく裏切ってくれる、まさに麻婆豆腐なんです」と熱く語るのは、横浜中華街をパトロールしてン十年という「麻婆刑事(デカ)」こと公務員X氏。 20年以上も前から愛される“白い麻婆豆腐”は、店主が家族と一緒に鶏挽き肉の辛くない豆腐あんかけを食べていた時に、鶏と豆腐で白くて辛い麻婆豆腐を作ったらおいしそう! とひらめき、試行錯誤して「心龍特製白麻婆豆腐(元祖)」(1.428円)を誕生させ、赤くないのにしっかり辛い“白麻婆豆腐”は瞬く間に人気を博し、横浜中華街の名物メニューとして今も名を馳せています。 そして、それをさらに進化させたのが、この新作「元祖! 石焼特製白麻婆豆腐」というわけ! 白麻婆豆腐の具は鶏肉、豆腐は上品な絹ごしで、使う油は控えめとヘルシー。筆者・嶺月も「心龍」の麻婆豆腐には注目し続けていますが、今回進化した“石焼バージョン”にも心を掴まれました。熱さと辛さがグンと増しているので、それに負けぬよう干貝柱を入れて濃厚さを出し、しっかりとした旨みに繋げているのはさすがです。 青唐辛子と花椒油で、辛さと痺れはバシバシ感じますが、鋭くシャープな辛さは爽やかな風のよう。隠し味のパセリで、さらに爽快な余韻が口中を吹き抜けます。塩気は強くなく、あくまで貝柱の旨みと青唐の辛さで勝負! といった感じ。スタンダードな白麻婆豆腐と、今回写真で紹介しているアツアツ石鍋バージョンの両方を食べ比べしてみるのも楽しそう。 心龍(シンロン) 所在地 神奈川県横浜市中区山下町146 電話番号 045-681-5717 営業時間 11:00~15:00 17:00~21:30(L.O.21:00) ※土・日曜・祝日は通し営業 定休日 無休 アクセス みなとみらい線元町・中華街駅より徒歩5分