大量のトレカはどこへ? 脅し取った疑い5人逮捕・起訴 大阪
大阪市中央区のビルで9月、大量のトレーディングカード(トレカ)が奪われた事件で、大阪府警は6日、指示役や実行役の5人を強盗容疑などで逮捕していたと明らかにした。大阪地検はこの日までに、5人を恐喝罪などで起訴した。奪われたトレカは見つかっておらず、府警が捜査を続ける。 5人は、首謀者とされる大阪市住吉区の自営業、内田純平被告(31)のほか、指示役や実行役とみられる男性。同市中央区にあるビルの一室で9月9日未明、トレカ販売会社社員の男性に刃物を見せて手首を縛り、トレカ21枚(時価約473万円相当)などを脅し取ったとする恐喝や恐喝ほう助の罪で起訴された。 府警は5人の逮捕時の認否を明らかにしていない。捜査1課によると、内田被告は被害に遭ったトレカ販売会社に以前勤務。知人や、知人が集めたメンバーと事件に及んだとされる。 トレカ販売会社の社員らは被害に遭う直前までインターネットのライブ配信をして、高額なカードなどを紹介。配信が終わった直後に実行犯とされる2人が押し入り、「高いカードどれ」などと言って複数のトレカを奪ったという。府警はほかにも約180枚が持ち去られた可能性があるとみている。【斉藤朋恵、林みづき】