「皇族は生身の人間」 秋篠宮さまの衝撃のお言葉は“魂の訴え” 異例のフレーズを持ち出された理由とは
「皇族は生身の人間」というご発言
【前後編の後編/前編を読む】「“いじめの主体は国民”という趣旨のご発言」 秋篠宮さまが吐露された「衝撃のフレーズ」とは 【写真20枚】チュロス片手に“ふつうの少年”のような笑顔を見せる「悠仁さま」 ラフな姿で現れた“ご両親”の姿も 秋篠宮ご夫妻はさる3日、国交樹立100周年を記念し、トルコへの公式訪問に旅立たれた。9月には長男・悠仁さまも成年を迎えられ、皇嗣家の存在感は高まるばかりだが、11月25日に開かれた秋篠宮さまのお誕生日会見では「思わぬフレーズ」が飛び出していた。 ***
前編【「“いじめの主体は国民”という趣旨のご発言」 秋篠宮さまが吐露された「衝撃のフレーズ」とは】では、秋篠宮さまのお誕生日会見で飛び出した衝撃のフレーズと、それに対する識者の見方を紹介した。 お誕生日会見ではもう一つ、耳目を集めるご発言があった。折からの皇族数確保策に関する与野党協議では、女性皇族が結婚後も皇室に残る案について各党からおおむね賛同を得られており、 「記者会は今回、この状況に関して『当事者のご意見を聴取する機会が必要とお考えでしょうか』と尋ねました。これに対し秋篠宮さまは、『該当する皇族は生身の人間』だと前置きされ、『そういう人たちを生活や仕事の面でサポートする宮内庁のしかるべき人たちは、その人たちがどういう考えを持っているかということを理解しておく必要があるのではないか』と仰ったのです」(宮内庁担当記者)
秋篠宮さまの“魂の訴え”
象徴天皇制に詳しい名古屋大学大学院の河西秀哉准教授は、 「皇族の方が『生身の人間』という表現を用いられることには驚きましたが、これは秋篠宮さまの“魂の訴え”ではないかと思います」 そう指摘するのだ。 「このご発言の前に秋篠宮さまは、制度改正の議論については『何かお話しするということは控える』と述べられています。天皇とともに皇族も政治的権能を有することは許されておらず、実際に公然と聞き取りがなされれば政治的関与を問われかねません。それでも秋篠宮さまは、あえて異例のフレーズを持ち出されることで、当事者がそれほどまでに追い詰められている現状をお伝えになりたかったのだろうと推察します」(同)