メイショウタバル（２０２４年４月４日撮影）

［ＧⅠ日本ダービー＝２０２４年５月２６日（日曜）３歳、東京競馬場・芝２４００メートル］ 〈栗東〉毎日杯の勝ち馬で皐月賞１７着のメイショウタバル（牡３・石橋）が９日朝、ＧⅠ日本ダービー（２６日＝東京芝２４００メートル）へ向けてウッドコースで２週前追い切りを行った。 　主戦の浜中を背にリアライズ（古馬１勝クラス）を２馬身ほど追走する形でスタート。前走が暴走したこともあって、中間はクロス鼻革を着用して馬の後ろで我慢させることを覚えさせながらの調整。道中はゆったりしたペースも影響し、やや反抗するところはあったが、前走時に比べて折り合いに進境を見せた。最後は馬なりのままで、ラスト１ハロン１１・６秒（６ハロン８４・０秒）と鋭く反応して併入でのフィニッシュ。皐月賞時の追い切りはテンからかかっていたが、取り組んできたことが少しずつ実を結んできている。 　石橋調教師は「先週と同じくらいの内容で時計的には十分。調教のペースだとどうしても抑えるので反抗するところはあったけど、この２週は馬の後ろで我慢させる調教をしてうまくいっている。ダービーでもリラックスして走れるようなら」と一定の評価を与えた。毎日杯を好時計で逃げ切ったように潜在能力は高いだけに、課題さえ克服できれば巻き返しがあっても不思議はない。