香港馬2頭参戦で注目が高まる安田記念 細江純子が「勝利のピースは揃った」と評価する一頭とは
【細江純子=コラム『ホソジュンの幸せ馬房』】 ◆安田記念の注目馬たち 不思議なもので、日本ダービーが終わると脱力感に苛まれます。 【写真】ソウルラッシュのこれまでの軌跡 コロナ前までは、必ずといっていいほど翌週から風邪をひいていたのですが、コロナ禍からは安易に熱を出せない状況となり、風邪をひかなくはなったのですが、物凄く体がだるくなり、なかなか力が沸いてこない1週間でした。 とは言うものの、子供の学校の音楽会や通学の立ち当番、朝食&夕食作りに洗濯に掃除、そして息子に頼まれたヒカキンのカップラーメン「みそきん」を買う為にコンビニに並ぶなど、完全に休めるわけではなく、気づけば1日が終わるという繰り返しでした。ママは忙しいです。 そんな話はさておき、先週の日本ダービーは、横山典弘騎手のザ・ホースマンという心意気が全面に表れる勝利でしたね。 「皐月賞の回避、その判断が間違っていなかった」と口にする背景に、自分の決断に自問自答する日々がうかがえました。 また回避後のケアはもちろんのこと、馬の気持ちの持って行き方やぬき方など、非常に難しさがあると感じていましたが、担当者は、あのテイエムオペラオーの原口さんに納得&流石だなぁと感じました。 さて今週は東京開催5週連続GIのラストとなる安田記念です。 香港からロマンチックウォリアーとヴォイッジバブルが参戦。G1・7勝香港のスターホースの参戦に注目も高まりますが、マイルという点に加え、スタートセンス&二の脚を考えると、今回においてはヴォイッジバブルの方が良さそうな印象も受けます。 また日本馬においては、ソウルラッシュ・セリフォス・ガイアフォースとなるのかな…と。ソウルラッシュにおいては、前走、スタート後のスピードをいかした中で競馬が運べたことが収穫。またモレイラ騎手ならば、あのマイルCSにおいて、1枠1番にもかかわらず、馬のスピード力とストライドを崩さずに誘導。 枠的にも10番は好材料。東京での結果が心配されますが、今回においては勝利のピースが揃ったように思えます。 またガイアフォースにおいてはマイル適性が高いと思っています。 セリフォスにおいては、マイルCSの敗因は状態にあったようにも…。間隔をあけての前走が体重も馬体の張りも戻っていましたが、本当に良い頃に比べると、まだもう1つ良くなるようにも感じました。よって今回、当日のパドックでどう変化しているのか? 注目しています。 そして同じ5歳世代という意味で、ダノンスコーピオンも気になっています。と言うのも朝日杯FS時、1番オコチャマの体をしていたのがダノンスコーピオン。もともとのポテンシャルは高いと感じており、人気がないのであればと思う1頭です。 買い目はもう少し、考えます。 それでは皆さん、日曜午後3時はフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。 ホソジュンでしたぁ。 (文=細江純子)