“トウカイテイオー超え”なるか 中552日でスプリンターズS出走のタートルボウル産駒が記録づくめのV狙う
芝スプリント重賞を2勝しているヴェントヴォーチェ(牡7、栗東・牧浦充徳厩舎)が、スプリンターズステークス(3歳上・GI・芝1200m)で約1年半ぶりの復帰戦を迎える。 【写真】ルメール騎手とコンビ2戦2勝ヴェントヴォーチェのこれまで ヴェントヴォーチェは父タートルボウル、母ランウェイスナップ、母の父Distant Viewの血統。いとこのエコロヴァルツは昨年の朝日杯FSで2着、先々週のセントライト記念で3着だった。 ここまで15戦7勝。一昨年のキーンランドCで重賞初制覇。昨年のオーシャンSで2つ目のタイトルを獲得した。しかし、同年の高松宮記念で8着に敗れた後に長期休養へ。今回は約1年半ぶりの実戦となる。条件的に楽ではないが、鞍上はコンビ結成時に2戦2勝のC.ルメール騎手。相性抜群の名手を確保できたのは大きなプラス材料だ。 中552日で勝てば、93年の有馬記念のトウカイテイオーの中363日を大きく上回り、長期休み明けJRA・GI勝利の最長記録となる。管理する牧浦充徳調教師、さらにはタートルボウル産駒のJRA・GI初制覇もかかる一戦。記録尽くめの勝利となるか、大いに注目したい。