米メディアはNBAデビュー2戦目八村塁の19得点を絶賛「初勝利の原動力」「圧巻のスピンムーブ」
NBAのウィザーズの八村塁(21)が25日(日本時間26日)、敵地のオクラホマシティーで行われたサンダー戦に2戦連続スタメン出場。チームで最長となる34分39秒プレーし、19得点5リバウンド、2アシスト、1スチールをマークする活躍を見せてチームは97-85で今季初勝利を手にした。全米メディアは、日本生まれの大物ルーキー八村の活躍を報じた。 CBSスポーツは、「ウィザーズの八村がサンダー相手の勝利で19点を獲得」との見出しを取り、八村のこの試合でマークしたスタッツを書きだした。 記事は、「八村は水曜日のNBAデビューで堅実な数字を残した。この日は、優れたシュートパフォーマンスではなかったが得点を(前試合より)上積みした」と紹介。「今年のドラフト9位の選手(の八村)は、トーマス・ブライアント(昨年レイカーズから移籍してきた3季目の22歳のセンター)と並び立ち、プレー時間すべてでワシントン(・ウィザーズ)のフロントコートを統率して見せた。この序盤戦で八村は重要な役割を担う準備ができているように見える」と絶賛した。 地元のワシントンポスト紙は、「トーマス・ブライアントと八村がウィザーズの初勝利の原動力となる」との見出しを取り、「ウィザーズがセンターのブライアントと新人フォワードの八村の牽引によって勝ちオクラホマシティーにとっての地元開幕戦を台無しにした」と、勝因の一人として八村の名前を挙げた。 「八村はまた一度、平均的なルーキーよりも才能にあふれていることを証明し、シュートを20本中8本成功させ2試合連続の二桁得点をあげた」と伝えた。 「物腰柔らかな八村とエキサイティングなブライアントが一緒に並ぶことでダイナミックなコンビが結成された」と勝利に貢献した八村とブライアントの2人を絶賛。 続けて、「ブライアントは後ろに下がり3ポイントシュートを狙った。八村はミスマッチと見て、恐れることなくペイントに入り小柄な相手に向かっていった。試合残り4分27秒の83-83の場面で2人は流れを引き寄せるプレーでウィザーズに勢いをもたらす原動力となった。八村はボールを保持し、ブラッドリー・ビールがボールを受けられるように待ったが、最後は自分でボールコントロールすることを決断。勝ち越し点となるフックショットをダニーロ・ガリナリの上から放って見せた」と勝負所での八村のプレーをピックアップした。 ガリナリはイタリア出身の31歳のベテランフォワード。NBA屈指のオールラウンダーとして知られている。