【関屋記念展望】直線が長い新潟でも、近年は先行馬が活躍傾向
サマーマイルシリーズの重賞の中で唯一別定で行われるということもあり、メンバーレベルは比較的高くなる。近年の好走馬を見ても、ジャスタウェイ、クラレント、ダノンシャーク、プリモシーン、ロータスランド、ソングラインなどGIでも足りる実力を持つ馬の名前が多い。 【写真】ディスペランツァのこれまでの軌跡 1.馬格のある馬 過去10回で、480kg以上の馬が8勝。2着も5頭出ている。特に、馬体重が520kgから539kgの馬は[2-2-2-9]で単勝、複勝共に回収率が120%超。 2.前走負けた馬が巻き返す 過去10回で3着以内に入った延べ30頭中、前走3着以内だったのが9頭なのに対し、前走5着以下だったのは17頭。勝ち馬に関しても、10頭中7頭は前走5着以下だった。特に前走5~9着が狙い目で、穴をあけるならこの辺りの前走着順の馬だろう。 3.先行馬が活躍傾向 直線が長い新潟らしく豪快な追い込みが決まることもあるが、近年は先行して残る馬も多く、4角2番手以内の馬の成績は[4-3-1-14]で複勝率36.4%。4角先頭だと複勝率は50.0%に上る。先週の競馬を見ても前が有利な傾向が見られたので、ここも前に行ける馬には注意したい。 ディスペランツァの前走はNHKマイルCで7着。直線でエンジンが掛かりかけたところで不利があり、力負けではないだろう。馬格があって、末脚確か。よほど外枠を引かない限りは上位争いに持ち込める。