「矢場とん」が総菜店オープン なぜ? ハンバーグや肉団子 店の“まかない”が発展 「茶色なごやめしはおまかせ!」
CBCテレビ
「矢場とん」が新業態、総菜店を名古屋の名鉄百貨店にオープンさせました。 どて煮や、肉団子など…。いったいどんなお店なんでしょうか? 【写真を見る】「矢場とん」が総菜店オープン なぜ? ハンバーグや肉団子 店の“まかない”が発展 「茶色なごやめしはおまかせ!」 「矢場とん」といえば、わらじ型の“みそかつ”が大変に有名ですが、その昔… (矢場とんホールディングス 鈴木拓将代表取締役) 「当たり前に立派なお肉が手に入るわけでない時代なので、端肉を串に刺して、それを揚げていた」 戦後まもない1947年に、名古屋の矢場町で創業した大衆食堂の「矢場のとんかつ」。創業者の鈴木義夫さんが考案した、どて煮のタレをべースにした“みそだれ”がたっぷりかかった「串カツ」が人気に。 その後、1970年に店名が「みそかつの矢場とん」になりました。 (鈴木拓将代表取締役) 「昔は肉団子とか、それこそ“どて煮”もあったし…」 当時のメニューはいまより幅広かったと言います。その後、客のニーズが変遷し「もっとぜいたくに豚肉を食べたい!」という声が…。 ■“まかない”で生き続けた「ハンバーグ」「肉団子」を… 矢場とんは、1980年代にわらじ型のみそかつを主力メニューにし、全国に名がとどろく人気店に成長。 その一方で、メニューにあったハンバーグや肉団子などは消えていき、スタッフのまかないとして生き続けていたのです。 では、今回の新たな挑戦については? (鈴木拓将代表取締役) 「端材が結構出るので、それをまかないだけではもったいない。ちょこっと発信しようと」 みそかつを作る際にでる、硬い端の方の肉を有効活用しようという「矢場とん」。 ■“茶色”なごやめしは、矢場とんで 1人暮らしの人たちにもアプローチできるような展開を考えるべき時代だということで、名鉄百貨店内の総菜店には、1人分のどて煮、1人分の肉団子、1人分の煮込みハンバーグも並びます。 (鈴木拓将代表取締役) 「地元の人たち向けに、名鉄百貨店は、地元の人の台所の1個だと思う。 みんな茶色の物ばっかりだから、緑・赤・黄色とかきれいな物は、他の所でそろえてもらいながら、茶色は矢場とんでいいかなと思いますけど」