PayPayで“返金”のはずが“詐欺師に送金”していた…「認証コード入力」が実は「送金額」の新手口 被害総額1.5億円で警視庁危機感
「ターゲットは全世代」被害総額1億5000万円
都内では、同様の被害が去年40件ほどだったのが、今年は138件と急増。被害総額は1億5000万円と爆発的に増えている。被害者は10代~70代と幅広く、捜査幹部は「ターゲットは全世代。PayPayなど世の中に浸透してきたキャッシュレスアプリを利用した悪質な詐欺」と警鐘を鳴らしている。 この幹部は「購入時は銀行振り込みなのに、返金は決済アプリのみということがおかしいポイント。まず詐欺を疑ってほしい」と話す。メッセージの日本語の文章が少しおかしかったり、電話先の担当者の日本語も片言だったケースもあるといい、警視庁は外国人詐欺グループによる犯行の可能性もあるとみて捜査を進めている。 【執筆:フジテレビ社会部警視庁担当 風巻隼郎】
風巻隼郎