中日・根尾昂、「新鮮な気持ち」新背番号『30』 「『変わったな』『結果が出ているな』となることが目指すところ」
中日は16日、来季の新背番号を発表した。ドラフト1位で入団して6年間にわたって「7」を背負ってきた根尾昂投手(24)は「30」に、来季は自身初の規定打席到達を目指す福永裕基内野手(28)は「68」から「7」にそれぞれ変わる。また、井上一樹監督(53)は2軍監督だった今季の「89」から、現役時代も付けた「99」に変更。これに伴い、オルランド・カリステ内野手(32)は「4」となる。 ◆根尾、喜びの大ジャンプ【写真】 井上監督による背番号シャッフル宣言が飛び出したのは11月1日。それから1カ月半がたち、変更されるメンバーと番号は発表された。すでに変更が伝えられていた根尾は「30」に決まった。 「なかなか結果を出せずに背番号が変わることになりました。心機一転というか、番号を変えたタイミングで『変わったな』『結果が出ているな』となることが目指すところです」と心中を明かした根尾。ナゴヤ球場での自主トレを行い、ブルペンでは立ち投げで20球弱。力強い真っすぐを投げ込んだ。 変化をうながすきっかけにしたい。根尾と同じように、井上監督は高卒6年目のオフに背番号が変わった。鹿児島商から投手で入団し、野手に転向したのが5年目の春。背番号「38」から「99」となり、外野手として出場する足場をつくった。そんな指揮官は「変えるのは勇気が必要だけど、一番心機一転できるものだから」と説明。根尾にも「任せてくれ」と提案して、了解を得ていた。 根尾にとってこの6年間は甲子園春夏連覇という看板と「7」という数字を背負ってきた。遊撃で入団して外野挑戦。4年目だった2022年シーズン中に投手に転向して、その年は25試合に登板。翌23年から先発となった。登板数は直近2年で5試合。制球を乱す時期もあり、思うようなパフォーマンスを発揮できなかった。新背番号の30に「新鮮な気持ちです」とフレッシュになった。
中日スポーツ