好調の今治、Jリーグ加盟後初の5連勝! 富山や北九州も無敗記録を継続/J3第23節
2024明治安田J3リーグ第23節が27日から28日かけて各地で開催された。 現在J1とJ2は中断期間に突入しているため、この週末にリーグ戦が開催されたのはJ3のみ。首位を独走しながら、前節は敵地でFC大阪と0-0で引き分けた大宮アルディージャは、今節は19位に沈むテゲバジャーロ宮崎の本拠地に乗り込んだ。試合は39分、浦上仁騎が左足で上げたクロスボールを下口稚葉がヘッドで押し込み、大宮が先制。終盤に差し掛かった81分には、ファビアン・ゴンザレスとのパス交換から藤井一志が追加点を奪う。試合はこのままタイムアップ。大宮が2試合ぶりの白星を飾った一方、宮崎はこれで泥沼の5連敗となった。 その大宮を追いかける2位のFC今治は、最下位に沈むいわてグルージャ盛岡をホームに迎えた。試合は11分、セットプレーの場面で加藤徹也がヘディングシュートを沈め、今治が先手を取ると、43分にはゴール前での細かいパスワークから横山夢樹がゴールネットを揺らし、リードを広げる。57分にはセカンドボールを拾ったオタボー・ケネスがドリブルでボックス左へ入ると、自ら右足で流し込んで1点を返したものの、岩手の反撃はここまで。今治がJリーグ加盟後初の5連勝を飾った。 前節終了時点で3位につけるアスルクラロ沼津が奈良クラブのホームに乗り込んだ一戦は、壮絶な撃ち合いに。立ち上がりの5分、ロングスルーパスに抜け出した神垣陸の得点で奈良が先手を取ったものの、沼津は38分に津久井匠海、後半へ折り返した52分に持井響太の得点で逆転に成功。このまま終盤に突入すると、90分には右コーナーキックから沼田航征のヘディングシュートで沼津が勝利を決定づけたが、直後の後半アディショナルタイムにはゴール前のこぼれ球を百田真登が押し込み、奈良が1点差に詰め寄る。最後まで奈良は同点を目指して攻撃に出たものの、3点目は挙げられず、沼津が逃げ切りに成功した。 現在7戦無敗(4勝3分)と好調を維持する4位のカターレ富山は、ホームでAC長野パルセイロを2-0で下し、無敗記録を継続。5位のSC相模原と6位のツエーゲン金沢による“直接対決”は金沢に軍配が上がり、順位が入れ替わった。ギラヴァンツ北九州は敵地でFC琉球を1-0で破り、これで11戦無敗(7勝4分)となった。 今節の試合結果と順位表、次節の対戦カードは下記の通り。