3冠狙う国学院大は往路6位、早大が3位…駒沢大は4位
箱根駅伝は2日、往路最後を飾る「山登り」の5区(小田原中継所―箱根芦ノ湖=20・8キロ)に入った。逆転劇も相次ぐ勝負区間だ。(デジタル編集部) 【写真】”山の名探偵”こと工藤慎作のプロフィル
首位の中央大は24年ぶりの往路優勝に向け園木大斗(4年)が走りだした。
追う青山学院大の若林宏樹(4年)は前回5区で従来の区間記録を破って区間2位。今季は1万メートルで28分を切った。
その若林を上回り、2年連続で区間新記録をマークした山本唯翔(SUBARU)が抜けた城西大。後任は斎藤将也(3年)だ。2年連続で2区を走ってきたが、初の山登りに挑む。1年生のときには仮想箱根5区とされる大会で山本に勝った実績もある。小田原中継所で首位中央大とは5分3秒差の8位。どれだけ巻き返せるか。
3位創価大は選手変更で山口翔輝(1年)が挑む。
4位駒沢大も選手変更、前回4区で区間6位だった山川拓馬(3年)に23年大会以来の5区を託す。その時は区間4位の好走で19年ぶりの往路優勝に貢献。今季の全日本では8区で2年連続の区間賞を獲得、青山学院大を猛追して2位をもぎとった。
5位国学院大は前回区間17位と苦戦した山登りで、高山豪起(3年)を起用。前回10区で区間10位だったランナーは昨年5月の関東学生対校選手権ハーフマラソン(2部)で3位に。全日本でも4区で区間4位に食い込んだ。
6位の早稲田大は前回5区で区間6位だった工藤慎作(2年)が2年連続で担う。出雲6区で国学院の平林清澄(4年)に次ぐ区間2位。全日本8区でも区間3位で走り、「この勢いのまま箱根も戦っていきたい」と意気込む。
【経過】
青山学院大の若林が力強く急坂を駆け抜けていく。小田原中継所で首位中央大・園木とあった45秒差は、7・0キロの大平台で32秒差に。9・5キロ過ぎ、ついに園木に追いつくと一気に抜き去り、リードを広げる。
一方、早稲田大・工藤も元気だ。11キロ手前で駒沢大・山川を抜き4位に浮上した。