高身長176㎝の”THE・スレンダー”ボディでコンテスト優勝 高校3年の息子も筋トレに夢中
12月8日(日)、東京・ベルサール渋谷にて『サマー・スタイル・アワードFINAL[決勝大会]&ROOKIE CHALLENGE CUP FINAL[RCC決勝大会]』が同時開催され、粕谷瞳(かすや・ひとみ/35)さんがルーキービューティーフィットネスモデル部門で優勝を果たした。仕事や子育てに奮闘するなかで大きく生活を変え、日々理想の身体へと進化し続ける粕谷さんのボディメイクライフの実態とは。 【写真】身長176㎝・粕谷瞳さんの長い手足
もともと176.5cmと高身長かつ痩せ型だった粕谷さん。ところが激痩せしてしまい「あまりにもペラペラな身体を変えたい!」と一念発起、昨年7月からトレーニングを開始した。 「トレーニングの頻度は週に4、5回ほど。いまは仕事が終わって会社を出たら、さて子どもに何を食べさせて、自分は何を食べて、何時にジムに行こう?と考えながら帰路につく毎日を送っています」 現在はフルタイムで働き、また息子2人を育てる母でもある粕谷さん。そんな多忙な生活のなかでもトレーニングの優先順位は高い。 「ジムに行くと楽しくてつい帰宅が遅くなり、結果的に睡眠時間が短くなってしまって。ボディメイクのためにもしっかり寝るようにというトレーナーさんからのご指導もあり、なるべく早く帰って早く寝るよう心がけています」 また食事の内容もトレーニングを始めてから大きく変化した。 「お酒を飲んだら好物のカップ焼きそばで締める!という生活を送っていましたが、今は身体づくりに必要なもの以外はいらない、と思うようになりました」 現在の食事内容は、鶏むね肉、鮭、赤身の牛肉に十五穀米、それに根菜以外の好きな野菜を好きなだけ。鶏むね肉を食べ続けていたらあるとき「消しゴムみたいな食感だと感じてしまって」、その後はミンチにして鶏そぼろに調理していると笑う。またもともと小食だったため、最初はたくさん食べる必要があることに驚いたと振り返る。 「朝食でお米を250g食べましょう、と言われ、最初は卵かけごはんでならなんとか……、という状態で。今はもうそれくらいペロリと平らげます。むしろ減量でお米を150gに減らしたら、トレーニングを始める前の食事量と変わらないのに物足りなく感じて驚きました」 これらのチャレンジを重ねるなかで心強く感じるのは、筋トレ仲間でもある長男の存在だと言う。 「いま高校3年生なんですが、2年ほど前からもう筋トレに夢中なんです。ボディコンテストの大会動画を一緒に見て、この人のここがすごい、とか話し合ったり。お互いに身体を見せ合って、『ここがいい』とか、『ここが足りない』、とか言い合ったりしています(笑)」 2024年3月に大会デビュー、6月にプロカードを獲得、そして今回決勝の舞台へ。 「実は11月中旬ごろ、トレーニング中に肩を痛めてしまって。診断は亜脱臼。10日ほどは下半身のトレーニングだけにとどめ、その後少しずつリハビリと軽いトレーニングを行なっていますが、まだ完治していません。決勝大会ではパンプできるか、またちゃんと動かせるか不安でしたが、痛み止めを飲みつつも無事乗り切ることができてホッとしています」 大舞台を前に思わぬトラブルに見舞われたが「ステージでのパフォーマンスへの影響はありませんでした」と前を向く。 「早く肩を完治させ、ベストの状態で筋トレしたい。肩にもっと丸みを出すべく、トップにもリアにもしっかりと刺激を入れて鍛えていくことが今の第一優先事項です。これからもトレーニングを重ねて、自分の理想の身体を目指していきたいと思っています!」
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:大塚真奈美 撮影:夏目英明