――そうだったのですね。お父さんが漫画家を目指すうえで影響を受けた漫画家や、好きな漫画はありますか？ 「漫画に関して、一番影響を受けたのは手塚治虫です。『ジャングル大帝』が特に好きです」

「私にとって先生兼、絵を描く仲間の様な感じです」。KIMMYさんから見た、お父さんの印象

漫画家の夢を諦めたあとでも、イラストを描き続けていたお父さん。最後に、KIMMYさんから見たお父さんの印象を聞いてみました。 ――お父さんは家でも普段からイラストを描いたり、漫画の話をされる方なのでしょうか？ 　KIMMYさんから見て、お父さんはどんな人ですか？ 「父＝“絵を描く人”というのは、家族や親戚の中に共通してある認識かと思います。私も物心ついた頃には“お父さんは絵が上手らしい”と理解しており、絵の描き方など教えてもらいながら育ちました。とにかく仕事をしていた時は激務で、一緒に出かけた記憶もわずか…絵は父とのコミニュケーションのひとつになっていた様に思います」 「退職後は今までの鬱憤を晴らす様に、家で絵を沢山描いているようです笑。私もイラストやデザインの仕事をしているので、技術的な相談をしたり、『この人めちゃめちゃ上手いよね？！』みたいな話が出来るので、私にとって先生兼、絵を描く仲間の様な感じです。年齢の割に若々しい印象で、今も世界中の上手なイラストレーター達の作品をスクラップしたり、貪欲に吸収し続けています。笑」 ・・・・・ お父さんも驚くほど、さまざまな人たちからの反響があった温かみのあるチラシのイラスト。グッズ販売を求める声やLINEスタンプの作成を希望する声もあるそうです。KIMMYさんは現在、そうしたリクエストに応えて準備中とのことでした。