三菱商事・三菱自・三菱ふそうの新会社イブニオン、EV導入や運用支援事業を10月から開始
三菱商事、三菱自動車、三菱ふそうトラック・バスの3社が共同出資して設立したイブニオン(窪田憲太社長)は4日、電気自動車(EV)の導入や運用を支援する事業を10月1日から始めると発表した。EV用充電器の工事や電力プラン、エネルギーマネジメント、リース商品などを包括的に提供するオンラインプラットフォーム「イブニオンプレイス」の運営を開始する。自動車メーカーが個別に提供していたサービスを一つのプラットフォームで提供できるようにし、EVの普及につなげていく。 イブニオンは三菱商事が35%、三菱ふそうが35%、三菱自が30%出資して設立した新会社だ。充電器メーカーや電力会社、太陽光パネル設置事業者などの参画を募ってEV関連サービスを提供する。立ち上がり当初は20~30事業者が参画する予定だ。参画する事業者に顧客を紹介して対価を得る事業モデルで当面は運営する。将来的にはオンラインプラットフォームで得られたデータを活用した新たなサービスなどを検討していく。 窪田社長は「脱炭素に向けた流れは不可逆的だ。躊躇(ちゅうちょ)されているユーザーや法人の購入を支援してEVの普及に貢献していきたい」と語った。