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（ブルームバーグ）： ゴールドマン・サックス・グループはインド株の投資判断を「オーバーウエート」から「ニュートラル（中立）」に戦略的に引き下げた。成長鈍化が企業の利益見通しを損なっているためだという。

スニル・コウル氏らストラテジストは22日のリポートで、「インドの構造的なポジティブ要因は依然として揺るぎないと考えているが、多くの分野で循環的に成長ペースが減速しつつある」と指摘。収益見通し悪化や１株利益の縮小ペース加速、７－９月決算シーズンの低調な滑り出しが、利益への打撃を示していると説明した。

さらに、高いバリュエーションとあまり支援的でない環境により、インド株の短期的な上昇が抑制される可能性があるとの見方を示した。

こうした慎重な姿勢は、個人消費が低迷し、商品価格が上昇する中で企業利益の持続可能性を巡る懸念が高まっていることを浮き彫りにしている。

インド株の記録的な上昇は既に息切れの兆しを見せており、インド株の指標ＮＳＥニフティ50指数は10月に入り５％余り下落。このままいけば月間ベースで約４年ぶりの大幅安となる見通しだ。

ゴールドマンのストラテジストは、同指数の向こう12カ月の目標を27500から27000に引き下げた。これは22日終値から10％の上振れを示唆している。

原題：Goldman Sachs Cuts Indian Stocks to Neutral on Slowing Growth（抜粋）

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