最強×最強=モテるスタイル
世の中にはふたつのアイテムを同時に使うことで"1×1=∞"の効果を発揮するという夢のような組み合わせがあるのです。ポイントはひとつでも3つでもなく"ふたつ"というところ。たったふたつ買うだけで、誰でも最高のお洒落が自動的にキマるのです。
ふたつのアイテムでお洒落は際立つ!
たとえ職種が違っても一流同士は話が合うといわれます。これ、コンビ買いもまったく同じ。いや、むしろジャンルやスタイルが異なる最高峰同士の合わせこそ想像以上の化学変化を生むのですね。例えば「エルメス」と「リーバイスR」。片やエレガンスの雄片やタフの王者と一見交わりそうにない両者ですがこれが意外やとんでもなく格好いい。まさに「最強×最強」=最高を実証するコンビなのです。 ベルト60万7200円/エルメス、デニム50万3800円/ヴィンテージのリーバイス
最強×最強ならどこかタダモノでない雰囲気に
シャツ&デニムに男らしいブルゾンをバサリッと羽織る。そんなシンプルでベーシックなスタイルも、デニム&ベルトが最強×最強のコンビなら、俄然リッチでどこかタダモノでない雰囲気が漂うのです。
◆ エルメス/Hermès
言わずと知れたラグジュアリーの雄。1837年の創業以来職人の緻密なものづくりと使う人のライフスタイルを何よりも大切に考え、守り継ぐフランスのメゾン。パリの小さな馬具工房から出発したエルメスはその洗練されたスタイルと卓越した職人技によって広く知られた存在に。さらに20世紀に入り発表されたシルクスカーフやバッグはエレガントな女性のアイコンとなりました。そして現在その美学はあらゆる垣根を超えて広がっています。
エレガントにしてロックなチェーン付きベルト
ポリッシュ&ブラッシュの2重仕上げが施された繊細なデザインのバックルが目を引く、幾何学的でエレガントなベルト。サイドに光る着脱可能なチェーンがロックな気分を演出します。
◆ リーバイス®/Levi's
いまなお、世界中の人々を熱狂させるデニムのオリジン。1853年、ゴールドラッシュに沸くサンフランシスコにて創業。1873年にジーンズの原型となるリベット補強されたデニムパンツを発表。その後1890年に代名詞である「501®」の品番が誕生。501に採用された5ポケットスタイルやレザーパッチなどのディテールはいまもそのままジーンズをジーンズたらしめる特徴となっています。またヴィンテージリーバイスの色落ちが"良い色落ち"のひとつの理想に。
デニム黄金期に作られた稀少なヴィンテージ
1950年代前半の「501ZXX」。ボタン開閉ではなく最初期のジッパー仕様。美しい色落ち、全体の状態の良さに加え、本革パッチも微かに残る稀少な個体です。 2024年12月号より ※価格はすべて税込み価格です 写真/人物・谷田政史(CaNN)、静物・蜂谷哲実(hachiya studio) スタイリング/四方章敬 ヘアメイク/古川 純 文/竹内虎之介(シティライツ) 編集/井原宏太、吉田幸次郎(ともに本誌)