ルーマニア、親欧州派3党が連立合意 チョラク首相が新たに組閣へ
[ブカレスト 23日 ロイター] - ルーマニアのヨハニス大統領は23日、議会の過半数を占める親欧州派の3政党が連立の詳細で合意したことを受け、左派・社会民主党のチョラク首相に新たな組閣を指示した。 社会民主党のほか、中道右派のリベラル政党、ハンガリー系民族政党UDMRで構成される。 新政権は無効となった大統領選の新たな日程を承認する必要がある。連立3党は極右の勝利を防ぐため、1人の大統領候補を支持することで合意。現時点での候補者は元リベラル政党党首のクリン・アントネスク氏だ。 チョラク氏は記者団に対し「この政権で投資家の信頼を回復しなければならない」と述べた。 新内閣は今年8.6%になると見込まれている対GDP(国内総生産)比財政赤字について、2025年には7%程度まで引き下げるという困難な課題も抱えている。格付け会社やアナリストは増税を予想している。