「フライドチキンの血管、神経をチェック」「麺は人間の神経に見える」解剖実習期の医学部生あるある
今どきの医学部生はどんな大学ライフを送っているのか。「プレジデントFamily」編集部の取材に難関の医学部に合格した4人の男女が明かした、その赤裸々な内容とは――。(前編/全2回) 【画像】座談会の様子 ※本稿は、『医学部進学大百科2025完全保存版』(プレジデントムック)の一部を再編集したものです。 ---------- 座談会メンバー ※すべて仮名 ● 首都圏国立大 太郎くん 2年生、運動部 ● 私立総合大 茂雄くん 5年生、運動部 ● 国立大 瑠美さん 3年生、運動部 ● 私立大 明子さん 5年生、元運動部。吹奏楽部に所属 ---------- ■入学後は、勉強ざんまいな6年間? 【国 太郎くん】医学部イコール日々授業や課題に追われて勉強ざんまい……というイメージを持つ人が少なくないかもしれませんが、実際にはそんな人は少ないかな(笑)。部活に入って大学生活を謳歌(おうか)している人のほうが圧倒的に多いよね。僕自身、運動部に入っています。 【国 瑠美さん】うん。8割くらいが、運動部に入っているイメージです。 【私 明子さん】むしろ部活が忙しすぎて授業との両立が大変なくらい。 【国 瑠美さん】部活疲れからか、授業中爆睡している子もいっぱいいます(笑)。 【私 明子さん】最低でも週2~3回、忙しいところは週4~5回活動しているからね。部活によっては、授業後、夜に活動したり、土日は朝練があったりも。 【国 瑠美さん】私が入っている運動部は結構ラクだといわれているけど、それでも土曜日を含めて週に3回は活動しています。 【国 太郎くん】うちの大学の部活は全般的に、練習内容はめちゃめちゃハードってわけじゃないけど、基本的に週3回の練習はほぼ強制参加。部活に来ること自体が大事だといわれていて、バイトで休むなんてもってのほかという雰囲気です。 【私 茂雄くん】うちは、夏の東日本医科学生総合体育大会(東医体)に向けて練習がどんどんハードになっていきます。ほかの部活も、春から夏にかけては大体忙しいと思う。逆に言えば、大会が終わった秋以降は、比較的時間をつくりやすいと思います。どちらにしろ1年生は、一般教養科目が中心で、医学に関する授業もないし、結構時間に余裕があるので、受験勉強を乗り切ったあとに、のんびり大学生活をスタートできるかと。