「フライドチキンの血管、神経をチェック」「麺は人間の神経に見える」解剖実習期の医学部生あるある
■テストの点数は6割ギリギリでOK 【国 太郎くん】ただ、授業のほうは秋以降ハードになっていく傾向があるかも。学校にもよるけど、カリキュラム的に学年末に向けて少し重い科目に移行していくから……。 【国 瑠美さん】期末試験があるし。 【私 明子さん】そこにアルバイトも追加すると、時間のやりくりがなかなか大変に。結果的に、時間の使い方を工夫するようになっていきます。普段は部活に精を出して、テストが近くなったら集中して勉強するとか。そういう人が多い印象です。 【私 茂雄くん】むしろ、勉強は試験前しかしない人が多い気が(笑)。 【国 瑠美さん】その中にグラデーションがあって、2週間ぐらいかけてコツコツやる人、1週間前からちょこちょこやる人、一夜漬けの人という感じでしょうか。そんなに難しい試験でなければ、1週間前からちょこちょこやる人が多いですかね。 【私 明子さん】効率のいい人は多いかも。 【国 瑠美さん】みんな、受験勉強を経て、勉強の仕方がわかっている人たち、というのはあると思います。効率的に勉強するのが得意、という。 【私 茂雄くん】医学部は、成績の良しあしよりも、いかに単位を落とさないかが肝だしね。 【国 瑠美さん】うちはテストの点数が6割切ったら再試験。裏を返せば、6割取れればOKってこと。なので効率を極めて、ギリギリセーフの61~63点を目指して勉強する人も。その分の時間を部活やバイトに注いでいる印象です。 ■内職の「罰ゲーム」でカラオケを披露 【国 瑠美さん】カリキュラムの構造的に、一つでも単位を落とすと留年するのが医学部。そういう意味では常に危機と背中合わせなのですが、「どうにかなる」「なんとかなる」精神が育まれていく環境なのかなと思います(笑)。万が一、成績や出席が足りなくなりそうなときにも、親身になってくれる教授が多いというイメージです。 【国 太郎くん】まさに僕がそうでした(笑)。朝が弱くて起きられなくて、単位が取れるギリギリの線を狙っていたつもりだったのですが、ギリギリ足りていないことがわかって……(苦笑)。さすがに焦りましたが、先生が特別にマンツーマンで授業をしてくれて出席扱いにしてもらったことがあります。 【私 明子さん】おかげで留年を免れられた、と。 【私 茂雄くん】授業中は厳しい先生も少なくないけどね。ある先生の授業では、授業中にほかのことをやっていることがバレると、1曲歌わされるという罰ゲームがあって。それを逆手に取って、カラオケが得意な子がわざと内職して、歌を披露していたのは面白かったし、教授も笑っていたけど(笑)。 【国 瑠美さん】度胸がありますね(笑)。